ほぼ日 - 言いまつがい

その2376 (2010-08-17)

いやー、多いね。すごく多い。多い多いと思ってたけど、やっぱり多い。なにがって、「固有名詞」さ。人名、作品名、商品名、会社名‥‥。とかくこの世は「固有名詞」だらけ。そりゃ、「言いまつがう」のもムリはない。そんなわけで「固有名詞の言いまつがい」。今日も、いろんな名前がひどいことに。最後までのんびりお楽しみください。

私のかーちゃんは『アバター』が言えなくて「えーっと！　えっと、　なんだっけ、あのー‥‥ 　そうそう！　『ダバダー』！」わかりやすいまつがいありがとう。（アサリ）

昨日義母が新聞のテレビ欄を見ながら、「今日は、　『欽ちゃんの仮装行列』があるわー」と言ってました。（やすこ）

会社の女性が、イッセー尾形さんの公演に行くことに。よほどうれしかったのでしょう、興奮気味にこう言いました。「明日、オッセーイガタを　見に行くの！」それって鋳型の種類？（黒）

最近、「名前まつがい」が多い両親との会話。父「ほら、あの、昔宝塚で、元祖ボインの‥‥」母「あーあ、あの‥‥」私「朝丘雪路」父「そう、そのダンナサン」母「津川ひろゆき」私「津川雅彦だよ」父「そ、そう、その兄さんは？」母「な、長門‥‥雅彦」私「長門裕之でしょ。　（兄弟で同じ名前かっ！）」父「その嫁さん！」母「朝丘雪路！」私「違うよ！　南田洋子！　（兄弟で同じ嫁さんかっ！）」父「そうっ、それだっ！」結局、父は南田洋子の名前を思い出したかったそうなのですが、余りに遠回りしたので、なぜ思い出したかったのかすら、忘れてしまったのでした。（ピカちゃん）

Ａ「○○さんち、　　アコム取り付けるんだって」その場にいた全員が「へえ」と頷きましたが‥‥。Ｂ「アコムじゃ金貸しだって。　　それを言うならセコム」彼女のツッコミがなければ全員スルーしていました。（とろろ）

友人が大阪旅行へ言った話を聞かせてくれたのですが、「いやぁ、ＪＦＫよかったわぁ」と興奮気味に言うので、何で大阪旅行の話からケネディ大統領の話？と思ったら「ＵＳＪ」の事でした。アルファベット３文字、というのはあってますが‥‥。（ヒデ）

ものすごく古い話で恐縮ですが、シドニー・シェルダンの小説、『血族』と『真夜中は別の顔』が流行っていた頃、電車で向かいに座っていた女性が、連れの女性に興奮した様子で、その面白さについて語ってました。「もう今度貸すから！　絶対にハマるよ！　『ベツ族』と　『真夜中はケツの顔』！」と言い放ち、車内にえもいわれぬ空気が流れました。ケツの顔って‥‥。（こうたのはは）

中２の息子が、ドキドキしながら短剣を樽に刺していくあのゲームのことをこう言いました。「あのー、あれだ、ほら、　『ヒゲづら脱出ゲーム』！」正しくは「黒ひげ危機一発」。まあ、おおむね合っているような気もしますが。（コラマテング）

「固有名詞」にかぎらずいろんな「言いまつがい」を私たちはつねに募集していると思ってくださってまちがいありません。ほどよいエピソードをお持ちの方は、「投稿する」ボタンをクリックし、その話を適当な長さで書いて、こちらへメールしてください。どうぞ、お気軽にご参加くださいね。


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