その241 (2004-10-12)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私の弟は「しゅうへい」というのですが、昔が弟の持ち物に名前を書くとき、「しゅうまい」と書いていました。自分の息子の名前だろ!と思いました。(hiroko)


私の名前は未来の未に世の中の世と書いて「みよ(未世)」と読むのですが、郵便物でよくまつがわれて「末世様」になっています。それじゃあ世も末で全く逆の名前ですよ‥‥。(くろたん)


友人に代筆してもらった時のこと。名前(和江)を「和枝」と、間違えるのはよくあるのですが、友人はさらに、「枝」を「技」と間違えていました。「和技」。その瞬間、自分が強くなったと勘違いしたのは、言うまでもありません。(技あり!!)


スーパーのレジで領収書の宛名を聞かれ、「ケイ、です。土二つの圭」と答えたら、お姉さんは、あーはいはい、という顔になり、渡された領収書には「土土K」一体なんて読めば‥‥。(よね子)


薬局に勤めています。お客様の希望商品が店頭にない時はお名前と商品名、電話番号を伝言メモに残し、入荷したら伝言メモを付けてお取り置きをしておきます。テレビでやっていたとかで品薄になり、数日後やっと入荷した商品を取りに来たお客様に伝言メモを見ながら「シエロ様ですね‥‥」と同僚が確認すると「私はシエロなんかじゃありません!」と大変なお怒り。唖然とする真面目な同僚。「‥‥えっ、シエロ様じゃないんですか?」「私は江口です!!」(ねむりひめ)


2年前の春、沖縄に旅行に行ったときのことです。飛行機のチケットは出発前に空港で手渡し、というシステムでした。もらったチケットを見ると、私の名前が「ゴウヤ様」と間違えられていました。私の名前は「コウヤ」です。(名産品)


夫が私の両親に会うため、初めて自宅に来たときのこと。彼はオギハラ(荻原)という名前で、日ごろからハギワラ(萩原)と混同され不愉快な思いをしているので、絶対に言いまつがいしてはいけないと、母に言い聞かせました。母は彼との初対面で失礼してはいけないと来る前から「オギハラ、オギハラ‥‥オギワラじゃなくて『ハラ』ね」と練習に余念がありませんでした。いよいよ彼が来て食卓についたとき、ガチガチに緊張した雰囲気をほぐそうと母が発した第一声。「あの〜マキハラさんは‥‥」結果、緊張はほぐれましたが‥‥。(いまはオギハラ)


世の中に「萩」と「荻」の読みまつがい、書きまつがいが存在することは知っとりましたが、先日エレベータの中でうちの後輩が、他部署の先輩に向かっていきなり言い放った一言。「前から気になってたんですが、オギワラさんてハギワラって書いてオギワラって読むんですか?珍しいですよねえ」国立大学文科系学部卒業という輝かしい人生の中で「荻」に出会うことのなかったアンタの方がはるかに珍しい存在だぞぉ。(にゃおう)


言いまちがいとはちょっと違うんですが、我が家の名字は「戸島」といい、「としま」と読みます。フィルムなどを現像に出しに行って「としま」です、というとかならず、東京都豊島区の「豊島」と書かれます。そのくせ、次回行くと自分で書いたくせに「とよしまさん」と言われます。それで、フィルム用の袋がうちにあるときは極力書いて行くんですが、そうすると「とじまさん」と言われます。にごればいいのか、と思い、「とじまです」とこちらから言うと「小島」と書かれます。まったくどうすりゃいいのさ状態です。それで最近では家族全員が「とびらの『と』に、『しま』です」と言いますが、とびらって「扉」で、「戸びら」じゃないんですよね。ま、通じるからいいですけど。(あんみん)


職場で、隣の席のユニークなじいさんが自分の名前を電話でお客さんに説明していました。「桜井と申します。桜井の桜はさくらのサクラで、桜井の井の字はいのイです」‥‥何の説明にもなってないし。(麻里子)

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