その2611 (2011-04-09)
キミよ、「まつがい」を悔やむな。 日々、「まつがい」ながら、 私たちは生きているのだ。 その連なりが人類の歩みだとしたら 歴史は「まつがい」の集積である。 だから、キミよ、「まつがい」を恥じるな。 そしてそれらの「まつがい」を ちょいちょい笑い飛ばそう。 週末恒例の「まつがい」特集です。


こじんまりとしたマンションの一角の 事務所で働いていた時のこと。 会社の呼び鈴が 「ピンポーン」と鳴ったので、 ガチャリと音をさせて取ったのは、 なぜか電話の受話器でした。 (お相手は「ツーツーツー」)


コーヒーを飲もうとしたところ、 砂糖がないことに気付いた母。 どこかにスティックシュガーが あったはず‥‥と戸棚をあけ、 探し出して入れたまではよかったのですが、 「なんだか味がおかしい」 と言い出しました。 袋をよく見ると、昆布茶でした。 昆布茶味のコーヒー‥‥ どんな味だったんだろう? (娘は紅茶党)


今春入社して来た男子社員が、 休日街を徘徊していると、 同じ階で働いている部長に 「おい! どこ行くんだ」 と突然肩を叩かれました。 とくに目的があって歩いていた訳ではなく、 何と答えたものかと言いよどんでいると、 急にその上司の顔色が変わり 「あっ、すいません。 会社の若いのに似てたもんですから」、 すいませんすいませんと 手刀を切りつつペコペコしながら 行ってしまったそうです。 別に間違ってないのに。 (蘊蓄麒麟)


銀行に勤めてます。 先日、お客様からの書類に、 印鑑をいただき忘れておりました。 「すぐにいただきにあがらなくては」と、 書類に記入いただいた 携帯電話に連絡を入れました。 「‥‥もしもし」 「○○銀行の△△と申します」 「‥‥はぁ? なんだよ」 すごく不機嫌そうなお客様。 印鑑の件、言いにくいなぁ‥‥。 「あのさぁ、だれにかけてんの、 かあさん」 ミスでテンパってたとはいえ‥‥ 番号似てるからって旦那にかけてました。 (K)


母と息子と私の3人で出かけたランチ。 店を出ると、雨がパラパラ。 やさしい息子は 「車を回してくるから待っているように」 と言って駐車場へ。 しばらく待っていると車が来たので、 ドアを開け、あわてて母を助手席に押し込み、 私も後部座席に乗り込もうとしたら 「あのう‥‥」 と運転席から申し訳なさそうな声が。 見たら、スーツを着込んだ若いサラリーマン。 後方から、真っ赤な顔をした息子が 「ありえんやん!」と一言。 黒いワンボックスで似てたんだけどなー。 車種が違うとこっぴどくしかられました。 (ヤマモト)


ある晩、テレビで音楽番組を見ていた夫が、 「この人、すごい大きな バイオリン弾いてる」と。 テレビの画面を見ると、 かの有名なヨーヨーマ。 つまり‥‥それはチェロです。 (バイオリン弾きのゴーシュ)

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