その265 (2004-11-05)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


以前、某ファストフードでバイトしていた時のこと。お客様に「袋要りません」と言われた。さて店員の私。「よろしいですか?」と言うべきか、「恐れ入ります」と言うべきか、一瞬の葛藤の後、出てきた言葉は「恐ろしいですか?」何がじゃー!!(晶子)


会社で、提出されてきた書類に不備があったので、訂正して直してください、とメモをつけて返却しました。再び提出されてきた書類についてきたメモに、「修正しました。恐怖です」と書いてありました。こちらこそ、恐縮です。(Noriko)


友人は学生時代に居酒屋でアルバイトをしていたのですが、オーダー票に「しにんのひらき」と書き、厨房を笑いの渦に。「うち、死人は置いてないよ〜」と言われ、初めてまつがいに気付いたそうです。(石狩挽歌)


今より少ーし若かった頃のこと。友人の結婚式でスピーチを頼まれて「‥‥先に飛び立たれてしまいました」と言うつもりが、口から出たときには「先だたれてしまいました」‥‥!!!パニくって、もう一度「先だたれてしまいました」自分の席までどうやって戻ったか記憶にない。(abu)


先日、妻とパチンコに行ったときのこと。珍しく大当たりを連荘(れんチャン)している妻の台のデータを見て「よくこんな台を選んだなぁ」と言うと「フフッ、目の付きどころが違うのよ!」‥‥お前の目はどこについてんだよ。(陽妻賢夫)


5歳になる娘。保育園のお遊戯で、『サザエさん音頭』を習っている。家でも踊りながら歌ってくれる。「♪お魚くわえたドラ猫〜、追っかけて、裸足でかけてく、病気のザサエさん〜」そっか、それは困ったね。(チョチョンガチョン)


5歳の娘なんですが、『あんたがたどこさ』の歌詞が「♪せんばやまには、タヌキがおってさ、それを猟師が鉄砲で撃ってさ」のところを「♪せんばやまには、タヌキがおってさ、それが両親を鉄砲で撃ってさ」と歌っていました。かなり恐ろしい歌になっていたので、正しく覚えさせようと、「タヌキが撃つんじゃなくて、タヌキを撃つのよ」と言うと、しばらく考えたあと、納得がいった顔で「♪せんばやまには、タヌキがおってさ、それが両親とタヌキを鉄砲で撃ってさ‥‥」両親が撃たれることは変わらずに、タヌキが1匹増えてしまいました。教えるのって難しい‥‥。(かこ)


こないだ、姪っ子さんにお歌をうたってあげてた時。「♪メーリさんのひつじ〜ひつじ〜、ひつじ〜メーリさんのひつじ〜おいしいな〜」ごめんなさい。食べちゃった。(kon)


下の子は幼稚園の年少さんです。2クラスあって、娘の入ってる桜組ともうひとクラスは「藤組」なのですが、いくら言い直させても娘は「うちくび」と、言います。先日、義母と話をしてた娘は自分は桜組でお隣は「うちくび」だと力説していました。義母の不思議そうな顔を忘れられません。(yuki)


あれは、私が大学を浪人していたころ、親戚のおじさんが町議に立候補したときのことでした。私は選挙カーのウグイス嬢がわりにかり出され、連日「よろしくおねがいします、○○に清き一票を!」とやっておりました。その日は、夕方から決起集会(演説会ですよ)があるので、いつものアナウンスに加えて、「本日午後○時より、○○決起集会がおこなわれます‥‥」という文言が入っていたのですが、私は何をまつがったのか「午後○時より、○○追悼集会が…」とやっちまいました。選挙カーの運転手が「おいおい、勝手に殺しちゃだめだよ」。そのおじさんは、今は引退しましたが、まだまだ追悼集会とはトンと縁もなくご壮健です。(Ayako)


友達が私に手のひらをみせて言いました。「私ってあげまんの死相なんだって〜!」(みえだ)


ダイエーホークスのお膝元に住むカレ氏の言いまつがいです。球界再編問題がヒートアップし、週末の試合が中止になった話題で「なんだっけ?プロ野球の選手がやるの‥‥テロ!」ストですよ〜。テロやっちゃプロ野球ファンからも支持されませんよ〜。(けいこ)


妻が忙しく夕食の支度をしながら子供に言いました。「鉄パイプ持ってきてくれる?」あっけにとられて固まる子供。半分いらつきながら「聞こえなかった?椅子が足りないんだから早く持ってきてよ鉄パイプ!」それってもしかしてパイプ椅子?(つかちゃん)


以前、美術館でアルバイトしてたときのことです。作品運搬用の大きなエレベーターがあったんですが、そのエレベーターには作品の破損防止用に赤外線センサーがついていました。ある日、ちょっとセンサーに引っかかって扉が閉まらなかったとき、美術館勤務のおばさんが一言。「そこ、放射能出てるからもう少し中にいれて」こんな場所で‥‥。(Junya)


伯母と一緒にニュースを見ていたら、街金に借金をして返済できず、犯罪を犯した話が出てきました。都会で一人暮らしをしている私に、伯母は、「こういうのは一度手を出すと、火だるま式に増えていくから‥‥」と、注意してくれました。(もちうさぎ)



先日、授業中に「人形劇」とプリントに書こうとしたら、何をどう思ったのか、「人刑劇」と書いてしまいました。可愛い劇が一瞬にして惨憺たる劇に‥‥!自分で書いて自分で滅入りました。(未)


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