ほぼ日 - 言いまつがい

その2656 (2011-05-24)

「言いまつがい」があるなら「書きまつがい」だってあるでしょう。しかも、「言いまつがい」が人々の記憶以外に、ほぼ残らないのに比べ、「書きまつがい」はこのようにその姿をはっきりととどめるのです。メモに、印刷物に、字幕に、書類に。最後まで、ごゆっくりお楽しみください。

最近、字を書くことからすっかり離れている。これじゃいかんと久しぶりに手紙を書いてみたら「‥‥納得！」と書くつもりが「‥‥納豆！」と書いてしまった。大丈夫か、アタシ？（不安なアラフォー主婦）

多分、「不動産」と書きたかったんです。電話を終えて見直したメモに走り書きされていた文字は、「不動彦」。 ‥‥強そうだなと思いました。（はたぼ）

本屋でバイトしていた時のこと。バイトの中でいちばん古く、何かと小姑のようにミスを見つける人が貼り出した紙。きっと「机の上」と書きたかったんだろうが、そこにはこんなことばが‥‥。「肌の上は綺麗に！」いやいやいや、確かに接客業なんで基本ですがね。（わたしはながれ）

仕事で、サポート担当者向けの研修資料を作成しています。昼過ぎの眠い時間、目をこすり、今入力した文章を見直してびっくりしました。「～という問題が客先で発生しました。あははは」 ‥‥「あははは」を消して、「あなたはどう対応しますか。」と打ち直しました。（笑ってすませたい）

調べ物をしようとパソコンに向かったときのこと。その日の晩ご飯にケチャップを使おうとした母が、「そういえば、この前の『ためしてガッテン！』で、ケチャップのおもしろい使い方を紹介してたから見てみなよ」と言うので、早速検索しようとキーボードをポチポチ。変換キーを押そうと、入力した文字を確認すると、そこには‥‥「わらっていいとも！」と書かれていました。共通点を探そうにも探せず‥‥。（かろうじて『！』のみ。）

以前、会社の社長と青山のバーで食事をしました。お会計のときに、領収書の宛名を聞かれたので「上でいい」と答えました。「ウエ様」「上出様」と書かれるのならまだかわいいものです。そこでもらった領収書にはなんと、「ウェデイ様」と外国人の名前が書いてありました。（前株）

観光関係の仕事をしています。電話を受けながら、予約台帳に「○○小学校様、バス到着後すぐ解散」と書くべきところを、「バス到着後すぐ解放」と書きなぐってしまいました。乱暴に書かれた字が妙に生々しかったです。（こずえ）

どのような「まつがい」でも私たちにお送りください。「こんな話でいいのかなあ」と悩んでらっしゃるそこのあなた！その話で、ばっちりですよ。さぁ、「投稿する」ボタンをクリックし、ことのあらましを簡単に書いて、私たちにメールしてください。みなさまからのご投稿、お待ちしてます！


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