その271 (2004-11-11)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


ファーストフード店でアイスティーを頼みました。「ミルクかレモンどちらにいたしますか」と聞かれて、とっさに口から出たのは、「ミルンで」。(さば)


昔、喫茶店で食後にミルクティを頼んだのだが、なかなか出てこない。遅いなー、と思っていたらやってきたウェイターがわたしに訊いた。「ミルクティのお客様、ミルクですか、レモンですか?」だからミルク。(桜)


某ファミレスでウェイトレスをしているんですが、洋風セットのチョイスで、「ライスにしますか?パンにしますか?」と言うのを、「ライスにしますか?ご飯にしますか?」と聞いてしまいました。お客さんは、「じゃ、ライスで」って言ってくれました。(ご飯党)


両親とステーキを食べに行きました。オーダーは私がするわ、と張り切って「Aコース3つで!」とウエイターに言ったワタシ‥‥。「パンにしますか?ライスにしますか?」と聞かれ「じゃあ、ランチで!」困った顔のウエイターさんがなぜ困ってるのかわからなかったワタシ‥‥。(ウエルダン)


マクドナルドに行った時のこと。好物のフィレオフィッシュと新しく出たチキンフィレオでとても悩んで、結局「チキンフィレオフィッシュ下さい!」と頼んでしまいました。店員さんの困った反応と友達の「どっちやねん!」というツッコミに穴があったら入りたかったです。(chika)


ドライブスルーで緊張してしまい「レーコンベタスバーガー」と叫んでしまった。(かー)


先日近所の炭焼きハンバーグ屋さんに行きました。おなかがすいていたため食前酒で酔っ払ってしまい、牛タンの赤ワイン煮込みを頼むのに、「赤タンください!赤タン!」と、さわやかなでかい声で言ってしまいました。最近、なんでも自分の都合の良いように言ってしまう自分が怖いのです。(うどんこ)


昼食をしているとき、モッツァレラチーズと言おうとして「モッツラレラ、えっ?モッツレア、モッツラレア?」とどつぼにはまってしまいました。その後、散々笑われた上「モッツァレラだろ?」と突っ込まれました。「ァ」がどうしても思い浮かばなかったんです。(榊順一)


うちの母ですが、私にお湯を沸かして欲しい時、「ヤカンに火ィ、かけといて〜!」と言います。「ヤカンに火、かけるん?」と聞くと、「あ、ヤカンにお湯かけといて!」意地悪して、「お湯、かけるの?」と聞くと、「あんた、いちいちうるさいっ!ヤカンにガスかけといたらええねんっ!」と怒ります。「ヤカンに」から始めるからおかしくなるんだよ、母。(きらら)


お盆に帰省する途中の話。山あいの道を走っていると牧場があり、黒毛の牛が何頭か牧草を食べていた。それを見た妻が言った。「あー、牛がいるよ。真っ黒いやつ。えーっと、ホルスタインじゃなくて、あっ、黒豚だ!」牛だってば‥‥。(ミッキー・25歳)


久しぶりにいとこの家に行ったときのこと。そのいとこ(高2女子)は、今日は体育祭だったそうで、「雨が降ったんじゃない?」と僕が聞くと、「うーん、やんだり降ったり。あれ?ふんだりやったり。‥‥あ、あれ?」ひとつの言葉に二つの意味を持たせた‥‥かったのか?(降ったりやんだり&ふんだりけったり)


最近天気が悪い日が多くて、洗濯がなかなかできず、イライラしながら天気予報を見て、オットに「あ〜もう、明日も、くもりのちのち雨やって〜!」と怒っていた私。(くもり時々雨)


以前、「飯食いながら他の事はできない」と言うつもりが「飯食いながらご飯食べれない」と言いまつがい、友達に爆笑されました。(らっしぃ)


ある日の会議。「これ、もう少しスマートなやり方でできないの?」「いや、ここまできたら、手で一件一件つぶしてゆくような、バタ臭いやり方しかないんですよ」「うーん、それにしてもなあ」「でも、バタ臭いやり方が結局一番早く終わったりするんですよ」「そうだねえ」泥‥‥では?(バター)


最近ハーブに凝っている祖父。ベランダでいろんな種類のハーブを植えて楽しんでいます。思いのほかハーブは生命力が強いようで、どんどん増える。それを株分けしてあちこちにおすそ分けするのも、また楽しみ。先日も「ラベンダにベランダーがあるから持ってくといいよ」とウキウキしながら言ってくれました。ラベンダーをありがとう、じいちゃん。(ぱんこ)


タンシンフニンをシンキンコウソクと言いまつがったお話がありましたが、井戸端会議で、ご近所のおばちゃんが一言。「うちのダンナ、サンキンコウタイで東京に行ってるから‥‥」字面も意味も惜しいとこいってるけど、残念ながら今は江戸時代じゃありませぬ。(emix)


最近、注文に納品が追いつかない状態が続いているわが社。そのため客先からの納期確認メールや電話の対応に大忙しなんですが、そんな中、出張中の上司宛てに電話が入りました。相手「○○さんいらっしゃいますか?」私「申し訳ございません。今週いっぱい出張中です。月曜日には出荷の予定でございます!」上司は出社そうそう、どこに送られてしまうのでしょうか?(時間指定)


もう立派な社会人の妹が仕事で買い物をした時のいいまつがいです。領収証を頼んだ店員さんに「但し書きはどうなさいますか?」と聞かれ「おしながきで」しまった、お品代だ!訂正も言い出せずに店員さんが書き終わるまでの間ドキドキして待っていると領収証にはちゃんと「お品代」と書いてあったそうです。(やました)


運転免許の取得時講習。応急救護では手順をいちいち口にするのですが、私と一緒に講習を受けていた女の子が、「人工マッサージ始めます」と言いまつがいました。「人工呼吸」と「心臓マッサージ」が混ざったのです。指導員は「大抵誰か間違えるんだよねえ」と‥‥。言いまつがいの定番のようです。(ナワアヤト)


補助なしの自転車に乗れるようになって調子に乗ってる息子が人にぶつかりそうになったので「ブレーキ踏みなさい!!」と叫んでしまいました。余計混乱させてごめん‥‥。(ケロコ)


この間、陸上競技場に出かけた高校生の娘に忘れ物を届けに行ったときのこと。慣れない場所だったので、携帯でしばらくの間「着いたよ」「見えない。どこ?」などとやりとりしてやっとお互いの姿を見つけ、無事に忘れ物を渡しました。会って2秒で用は済んだけど、別れ際に言い忘れたことを思い出し、娘の背中に向かって叫んだ言葉が「あっ、もしもし!」‥‥電話モードからの切り替えが、ちょっと遅れたみたいです。(たまごっつ)


今では考えられないほど内気だった小学生の頃、毎朝、出欠確認と体調の確認を同時に行う為に、先生に名前を呼ばれたら、「はい、元気です!」とか「はい、お腹が痛いです!」とか具体的に言わねばなりませんでした。その日何だか頭の痛かった自分、どきどきしながらも名前を呼ばれて一言。「はい、頭が悪いです!」自分で宣言しなくても、みんなわかってるから。(るっきに)


ジーンズを母と一緒に選んでいたときのこと。少し幅の広めなものを見つけましたが、そのとき欲しかったのは細めのものだったため母が一言。「これは広が幅いからだめね」(numlock)


私の友達は、「幅が狭まる」と言おうとして「せばがはばまる」と普通に言ってのけました。(あいこ)


お昼のコンビニでお弁当を買いながら、ふと、家で切らしていたものが、ここで売ってるかな、と思い出し、尋ねてみることにしました。レジには珍しい招き猫が飾ってあり、ちょっと和んだわたくし。尋ねました。「肉球、置いてますか?」‥‥すいません。訊きたかったのは、照明の常夜灯、いわゆる豆球のことなんです。(豆球置いてありました。恐るべしコンビニ!)


友人の結婚披露宴の来賓の挨拶。「お嬢さんはご両親にとって目に入れても痛くないほど可愛い」と言うつもりだったのでしょう。実際出てきた言葉は「目に入れても可愛くないほどの‥‥」しばらく皆の背中がクックックと震えていました。(ヒロヒロ)


私は治療院で働いていますが先日、患者さんで来たおばあさんが、「昨日の夜、寝てたら足がコブラガエシになってしまってねぇ‥‥」と言っていました。一瞬、プロレスの技かと思いましたがこむらがえりのことでした。ほかにも「ポプラガエリ」なんていう人もいます。(おちゃ)


母とスーパーに行った時に普段あまり見かけない大根の間引き菜がありました。手にした母が「よしっ。今日はこれをほうれんそうにしよう!」たぶん無理。(マミ)


町の小さな本屋のレジでパートをしている妻は、よく言いまつがいをするらしい。「いらっしゃいまそ〜」という基本形はもちろん、「いらっしゃいます〜?」と疑問形になる場合も。(こんな調子でパート5年目)


低学年の子によく「おかあさん、あ、まちがえた。せんせい、あのね」というのはよくありますが、先日は「おとうさん‥‥」と、言いまつがえられました。(女教師)

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