その278 (2004-11-18)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


我が家の娘の「言いまつがい」をお送りします。彼女がまだ幼稚園だった頃、家族登山へ向かうバスの中での事です。「ねぇ、ねぇ、今日はドラゴンに乗るん?」イヤ、これから赴く山に龍はいません。ゴンドラならあるけど。(Nakamu)


娘(3歳)が顔を真っ赤にして「嫌いだぁー!!嫌いだぁーっ!!」と叫んでる。なにかしら‥‥と思ったらアニマル浜口さんの真似だった。彼女にはそう聞こえるらしい。(気合いだー!)


3歳になる甥っ子が遊びに来たときの可愛い言いまつがいです。「なあなあ、お腹すいた。今日の『おりるご飯』なにぃ?」「お」をつけなかったら、ちゃんと「昼ご飯」って言えるのに‥‥。(ぴか)


あれは去年の夏、5歳の甥っ子が父親から何かの数を数えるよう頼まれたようでした。張り切って1から順に声に出して数えだし、29まで順調に来たところで声が止まったので顔を上げて彼の方を見てみると、小首をかしげたまま立っています。そしてしばしの沈黙の後、彼の口から言葉が発されました。「40」(甥っ子大好き)


学習塾に勤務しているので、子どもの言いまつがいもたくさんあります。小学生の男の子。「お母さん、質問!」「私はお母さんじゃありません‥‥」先生を「お母さん」と言ってしまう子は多いのですが、この子はパニックを起こしてこんなことまで。「ぼ、僕、お母さんのことお父さんなんて言ってないよ!」何一つとしてあっていませんでした。(バラ先生)


3人の子どもの子育て真っ只中の頃、久しぶりにおしゃれをしてみんなでバスに乗ってお出かけしました。4歳の長女がわたしのイヤリングを見て、バス中に響き渡る声で叫びました。「あっ、みみくそ!」(ひょえ〜〜)


うちの子どもは、小田和正の「♪嬉しくて嬉しくて〜言葉にできない〜」という曲が流れる感動的なCM曲を、「♪めし食って〜めし食って〜言葉に〜できない〜」と歌っていました。(確かに飯どきによく流れたCMだった)


姉の出産で産科にいた時の事です。小さな女の子をパパや家族が囲んで何処かへ電話をかけさせていました。「お姉ちゃんになったんだよ、って言いなさい」とか「弟が産まれたと言いなさい」とかまわりの大人からやんやと言われ、ついに一言。「私ね。弟になった‥‥」かわいかったなぁ。(みぃ)


先日押入れを整理していたときのこと。小学校時代の教科書やノートなどが出てきて、「なつかしいなぁ」といろいろ見ていると、作文の下書きが見つかりました。「『私のお母さん』私のお母さんは、たまにおこるとこわいけど、いつもはやさいです」‥‥いつもは野菜?他にも2ヶ所、「やさしい」を「やさい」と書きまつがっているのを発見。母と二人で大爆笑してしまい、整理どころではなくなってしまいました。(ナポリタン)


先日の、『衣替え』と『子供取替え』のマツガイを読んで思い出したのですが。ムスメが幼稚園、夏の衣替えのころのこと。半そでの日も、多くなってきたので、「そろそろ、ころもがえしなくっちゃねぇ‥‥」と言うと、「こ、こどもがえ‥‥するの?」不安げな顔が、とってもキュートでございました。(あやかん)


息子がまだ幼稚園の時のこと。いつも2歳上の姉とケンカばかりしていました。その頃はまだ一方的にやられて泣いているばかりだった息子が「お姉ちゃんにバカって言われた〜」と、訴えてきたので「『バカにバカって言われたくない』、って言いなさい」と教えたのです。しかし、息子が泣きながら姉に向かって叫んだ言葉は「バカにバカって言わないでぇ!」あれは言いまつがいだったと思いたいのですが、実は真実なのではないかと最近思っています。(息子はちょっとお馬鹿さん)


お約束するときの定番、「指きりげんまん〜♪」ですが、『きかんしゃトーマス』大好きのうちの息子(5歳)は「嘘ついたら針千本ト〜マス♪」と締めてくれます。トーマスに針千本、どうするってんでしょうねぇ‥‥。(2児の母)


小1の息子。朝、鏡に映った自分の顔を見て、「おー!今日もすごいねぞうだ!」ねぐせ、すごいもんね、いつも‥‥。(ねぼうもするけど)


私の妹が3〜4歳のころ。当時流行っていたピンクレディーの『UFO』をまつがっておぼえたらしく「地球の男に飽きたところよ♪」というところを「40(しじゅう)の男に飽きたところよ♪」と大声で歌っておりました。それを聞いた母が一言。「パパかわいそうに」(当時父は37〜38歳)


わたしが小学3年生の時です。割り算の授業で先生に当てられたわたしは「わる数とわられる数です」と言うのに、はりきって大きな声で「はい!わらう数とわらわれる数です!」と答えました。言うまでもなく数ではなくわたしが大笑いされました。(ぐるぐるぱー)


5歳だった弟は、母と美容院へ行く事を拒み、初めて1人でお留守番する事になりました。母は髪をカットしている途中、どうしても弟の事が心配になり、家に電話したところ、ほぼ1コールで弟が出て「お母さん、パーヤマさん行ってます!」と、勢いよく一方的にしゃべって、電話を切ってしまいました。母は、弟のあまりのあわて振りがおかしくて、笑いが止まらなかったそうです。(てこ)


息子が保育園児の頃、一緒に母と駅で待ち合わせの約束。目的地に着き、息子が一言。「ここでおばあちゃん待ち伏せしてるの?」いやあの、おばあちゃんは堂々とした人だから‥‥ね?(R&R)


夜布団に入ってもなかなか眠らない娘(6歳)。「もう、みっちゃん、寝る気あるの?」「うん。寝る気まんまん!!」‥‥早く寝なさい!(みっちゃん母)

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