その280 (2004-11-20)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


ある日のこと。汚れた服を洗濯機に入れてから、その後でトイレに行こうとしていた私。何を思ったか服をトイレに投げ込んでその後洗濯機の方へ向かっていました。これを二回ほどした記憶があります。(CoCo)


カップに牛乳を注ぎ、あたためるために電子レンジに‥‥入れようとしたら、妙にデカくて入らない。って、そらカップじゃなくてパック。どんだけホットミルク飲む気なのかと。(最近「ま“ち”がい」と言えなくなりました)


とあるパソコン屋さんでのこと。最近のノートパソコンは使い心地よさそうだなー、と次々マウスやキーボードの感触を確かめておりました。「これはどうかな?ん‥‥?なにやら画面には数字がいっぱい‥‥」と隣のパソコンをいじり始めたら、従業員らしき人が「お客様、それはレジです」。‥‥はずかしかったー。(oku)


映画館で。私のとなりにきたおばさまが、座る面がもち上がったままの椅子にいきなり座ろうとし、ずるずるしりもちをつきました。彼女のお友だちが「なにやってんの!」と引き上げ、私は「大丈夫ですか?」と座る面を下ろしてあげながらも肩ふるわせて笑ってしまいました。座りまつがいか?(なだ)


普段は割ときちんとしたキャラで通っている私ですが、こないだの朝はどうしても眠気に勝てなくて、ぼーっとしながらメイクをしていました。ポーチからリップを取り出して、口に塗ろうとしたらなんとウナコーワ!寝ぼけて鼻に近づけたのが幸いでした。塗らなくて、ほんとうによかった。(てぃん)


今、言いまつがい(やりまつがい)を見ながら歯を磨いていたのですが、思わず「プッ」と吹き出してしまい、ディスプレイに歯磨き粉の泡がポツンとついちゃいまして‥‥。「こりゃいかん!」とあわてて拭いたのですが、ちっともおちません。ふと我に返ると、マウスをぐりぐり動かしてポインタで泡のついたところを一生懸命こすっている自分がいました。やりまつがいをみながらやりまつがえるなんて、情けないです。しかも、一部始終をネコにみられました。なんとなく気まずいです‥‥。(ネコ二段)


ガスの元栓を締めようとして換気扇の紐を引っ張った鍋にふたをしようとして換気扇の紐を引っ張ったりしましたがまたまたやってしまいました。今度は流しの上の蛍光灯をつけようとして蛇口をひねって、蛍光灯が点かなくて「あー切れた、取り替えなきゃ」と思ってました。自分で気がついて思わずへたれこんで笑っちゃいました。(ふいづ)


たまたま私が料理をしているとコショウの残りが少なくなっていたので、気を利かせて補充しておきました。次の日、そのことを知らずに、でも、コショウが残り少ない事は知っていた母は、残りを使い切ってしまおうとビンの2番目のふた(?)を取り、思いっきり鍋に振り入れました。希望通り全部使い切ったそうです。(claudia)


お茶の葉を間違えて、急須に入れてしまったまつがいを読み、思い出しました。私が子供のころ、家庭訪問に来た担任教師と話をしながらお茶を入れていた母は、話に夢中になり、お茶を入れる途中の過程をふっ飛ばし、湯のみ茶碗にお茶の葉を入れ、きちんと茶托に乗せて、丁寧に出したそうです。教師の驚いた顔は、20年経った今でも思い出すそうです。(かこ)


シャツの上にシャツを着て登校した方がいましたが、私は会社で制服に着替えて、ベストの上にベストを羽織りました。朝だからちょっとねぼけてたんだなあと、黙って脱ぎましたが、この間の帰り際には、着替えた私服の上にベストを羽織りました。たぶん潜在意識レベルで、とにかくベストが好きなんだと思います。(みぅこむ)


ジャンケンをしたら、友達がグーを出し、私はチョキを出しました。それを見た瞬間、自分の手がパーに見え、とっさに「勝った♪」と言ってしまいました。その時の友達の怪訝そうな眼差しといったら‥‥。(seiko)


近くの書店に行ったら、「韓国関連本」という特設コーナーに、山田詠美さんの『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』が置いてありました。ソウル・ミュージックって韓国音楽のことだったかと一瞬考えましたが‥‥本屋さん、やりまつがいすぎです。(とくめいきぼう)


いつもマニュアル車を運転している方のまつがいがありましたが、僕も過去にやったことがあります。7年ほど前のクラブの合宿での出来事。旅館の車を借りてランニングコースの下見に行ったとき、マニュアルのつもりでシフトレバーを動かしながら運転していました。カーブを曲がってさぁ加速、と思ったとたんに急ブレーキ!足下にあったサイドブレーキのペダルを、クラッチのつもりでぎゅっとやってしまいました。とっさに解除しましたが、ちゃんとシートベルトしててよかったなぁ‥‥。(6人乗りクラウン)


生物の授業中、問1を解こうとしたらものすごい眠気に襲われ、ノートに(1)と書いて撃沈してしまいました。しばらくしてハッと気がついてノートを見ると、ミミズに混ざって解答欄にはしっかりと「チベット人」の文字が。遺伝子の問題だったのに‥‥。(日本人)


きょう、病院で「電子体温計を脇にはさみピピピピという音で脇から取り出し体温を確認した後、表示温度を元に戻そうと体温計を振っていたおじさん」を、目撃しました。(ちこりん)


その日姉は、仮免試験の為、ものすごく緊張して自動車教習所へのバスに乗り込み、「あと10分復習できるゾ」と問題集を開いてブツブツ覚えていました。でも15分たっても着かないので「あら?今日はコースが違うのね〜」と、またブツブツ‥‥。しかし、窓の外は見慣れぬ景色、さすがに20分をすぎた頃から不安になりこれはきっと別の教習所のバスに乗ってしまったんだわ‥‥と動揺を隠しながら前の席でおしゃべりしている女性に尋ねました。「あのぅ、これはどちらの自動車学校のバスですか?」すると乗っていた全員、しかも運転手さんまでもが「えええーーっっ!!」と叫び一斉に、姉の顏を見たそうです。「これは〇△幼稚園のお迎えバスですよ」‥‥その日は懇談会があるので、各地区でお母さん達を拾っていたのでした。運転手さんのご厚意で大通りに出てもらい、試験には何とか間に合ったそうですが、「椅子が小さいゾ」とか「くまちゃんがついてるゾ」とか気付けよ姉!!(109)


人つがいです。わたくしの母。ある日デパートで、見覚えのある女性が、しきりにこちらを見ていたそうで‥‥。母「○○さん(古い知人の名前)!」相手(懐かしそうにニコニコ笑いながら)「あらー、××さん、お久しぶり!」母「えっ‥‥」相手「?」二人「まぁ、失礼いたしました」たまたま二人とも、お互いの知人に似ていたなんて、こういう偶然もあるものですね。(りゃりゃ)


他人にまつがわれた話で思い出しました。たしか高校3年生の時、校内の階段を友人と降りていた時、踊り場に差し掛かったところで、上ってきた教育実習生のお姉さんが私の顔を見て非常に驚いた様子。「えっ!○○木、○○木じゃない!?」と私の苗字を叫びました。「は、はい‥‥」とおずおず返事すると、さらに「うそ、本当に○○木?どうして?」と驚きのあまりあとずさり、階段を落ちんばかり。私が私である理由を問われるし、どう事態を収集していいのか、わからないし、窮地に陥りましたが‥‥その時、あるヒラメキが。「姉の香織をご存知ですか?」と聞くと、その教育実習生は、まさにへたり込む感じで、安堵の表情を浮かべ、「3つ年上の姉の同級生で、私と姉とを見まつがったこと」「その姉がセーラー服を着ているので、タイムスリップしたとまつがったこと」以上を説明してくれました。独創的なまつがいに感動するやら、なるほど、そりゃびっくりするわ、と納得するやら。(チヅル)

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