その304 (2004-12-14)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


野球観戦の話をしていたところ、友達が「私、巨人戦をボンネット裏で観たことある!」と誇らしげに言いました。そんなとこ入れないし‥‥。(ワーゲンなら入れるかも)


社長に向かって「課長」と言いそうになった日。うろたえる私が口走ったセリフは「座長!」サ行にまでは直せたらしい。(ソラシド)


母と2人で美術館の和風の喫茶室で和菓子とお茶をいただいていました。平日だったためか、私たち2人きり。窓の外は純和風庭園。静寂の中、かすかな水音と、カコーン!と響く音。「ああ‥‥なんだか別世界ね。心にしみるわあ、とらおどし!」お母さん‥‥それを言うなら、ししおどし。(伊豆のダンサー)


友達と飲みに行って遅くなってしまった帰りのこと。友達「今日、帰りどうするの?」その夜は、その当時の彼氏に迎えに来てもらうことになっていました。「彼氏に迎えに来てもらうの〜」という内容のことを言いたかったのですが、「使いのものが来るの」と言ってしまいました。「あんた、どこの貴族の人?」と爆笑されました。私は結構な照れ屋なので、謙虚に遠回しに言いたかったんです。気付けば、真逆のことを言っていました。(Takako)


友達とご飯を食べに行った時のこと。柚子の風味が利いた大根の煮物を食べて、「この大根、ゆずのあず!」すかさず「あんた、いつから東北の人?」とツッコまれた。こてこての関西人ですが。(ずみっとさん)


今日、昼前に友人に電話したら、寝起きの寝ぼけ声で電話に出た。それを聞いてつい、「夜分遅くにごめんね」友人は「そこ、日本?」と聞き返してきました。(ぶんぶん)


学生の頃、ホテルの室内清掃のアルバイトを友人と2人でやっていた時に私が手を滑らしてガラスのコップを割ってしまい廊下に「ガシャーン」と大きい音を響かせてしまいました。別の部屋の清掃をしていた友人がすっ飛んできて「なんのにおい?」と聞いてきました。彼は「なんの音?」と言いたかったそうですが‥‥。どんな脳内変換が行われたのかいまだに不明です。(どば〜ん)


私は結婚式の冒頭で、花嫁なのに仲人さんから「花子さんは○×家の長男として生まれ‥‥」と紹介されてしまい、その後笑いをこらえるのに必死でした。(わこ)


先日私たちの結婚披露宴で、後輩が新郎新婦紹介をしてくださいました。「新郎は戦後まもなく東京から山形に引っ越され‥‥」正しくは「生後」。(もうすぐ30歳)


昨夜の夕食時、わがダンナは魚嫌いの長女、ミホに向かって怒った口調で「ミケ!」と言いました。「ミホ、鮭も残さないで食べなさい」と言いたかったようです。(甘塩鮭)


手品のおもちゃで遊んでいた娘にむかってうちのだんなは、こう誉めてました。「すごいなぁ。奇術シャンになれるよ」マジシャンと混じったようです。(はま)


子供をほめようと思って、よく言いまつがえてしまう。「おりこうねぇ」と「ありがとう!」が混じって「おりごとう!」と言ってしまったり、「おりこうねぇ」と「じょうずねぇ」が混じって「じょりこうねぇ!」と言ってしまったり。ちゃんと子供に伝わってるのか、時々不安になる。(ペリーニョ)


かなり仕事がテンパってる時の電話対応で、お客さまに文字を伝える時「『らりるれろ』の『し』です!」ないよ、そんな文字。相手はアマチュアの漫画家さんだったので、後に四コママンガのネタにされました。(けいこ)


来年結婚するので、会社の同僚をパーティーに誘おうと「ぜひピーターに来てくださいね!」と言ってしまいました。何がなんだか自分でもわかりませんでした。(トレモロ)


中学校のころ、ケンカになってしまって相手の態度が気に入らなくてみんなの前でひとこと。「なめんなめ!」ほんとうは「なめんなよ!」ってかっこよく言いたかったんですね。そのいいまつがいがきっかけで恥ずかしながらも仲直り。(ゆうえい)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる