その348 (2005-01-27)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


100円ショップで働いています。100均といえど、最近は結構色々な物が入ってくるので、雑貨屋感覚で探し物をされてるお客様がいらっしゃるのですが、今日。「タケコプターはありますか?」と聞かれ、タケ‥‥ああ、竹とんぼ!と、私はなんとなくわかったのですが、横で対応していたチーフの「???」という顔と、お客様の「タケコプター」と何度も繰り返す様がツボにはまり、しばらく腹筋が苦しかったです。(美香ポンの妹、ひよっぽす。)


ずっと前、渋谷の東急ハンズに勤務していた頃のことです。文具フロアにおりました。ある日、中年の男性が何かを探していたようで、私に尋ねてきました。「すみません、タイムマシンはどこですか?」「‥‥タ、タイムマシンですか!?」「あの、タイムカードをこう、ガチャンと押すやつ‥‥」「あ、タイムレコーダーでしたらこちらです」タイムマシン‥‥多分あるとしたらお取り寄せかな?(みちか)


バイトでハンバーガーのデリバリーをやっています。私は電話応対専門なのですが、今日のお客様の言いまつがい。「すいません、ポテトはジャガイモのほうにしてください」‥‥ハンバーガーにはセットでフレンチフライかチップスがつくのですが、すいません、両方じゃがいもです。(かよち)


飲み屋さんにて、注文を取りにきた店員さんに「ついでに、おてぼり下さい」おしぼりとお手ふきが合体してしまった。(オカオカ)


友達にお礼を言うときに、「ありがとう」と言うか「ごめんね」と言ったほうがいいか考えたあげく、「ごりがとう」と言ってしまいました。(みさこ)


小学生のころ電話の応対が大の苦手だった私に姉が指導してくれていた時、いきなり電話がかかってきて、「あんたが出てごらん、教えた通りにやりな!」とおどされて出たわたしの言葉は「ま‥‥まってました!」でした。相手の方はさぞびっくりしたことでしょう‥‥。(みっちゃん)


先日、父と一緒に、バレーボールVリーグの試合をテレビ観戦していました。そこに、全日本のスーパーエースの山本選手が出場しているのを見つけ、父は言いました。「お、山本だ。こいつってひだりッポーだったっけ?」そして、そのあとすぐ「左利きとサウスポーが混ざっちゃった」と、ちょっと恥ずかしそうに白状してました。(みなてぃー)


会社のマドンナ麻衣子さんはかなりの天然。先日も会話の途中、白熱してきて「それは佐々木とアタシさんが‥‥」「え?(今わたし、呼び捨てにされたような)」「だから佐々木とアタシさんが、」「はい?(やっぱり呼び捨てられたぞ今)」「だから佐々木と、あれ?!」佐々木さんとあたしがどうしたよ、麻衣子さん。(ササキさん)


以前、玄関先にちょっと変わった種類のパンジーを寄せ植えにしていました。そこに水をやっていると通りかかった上品そうな初老の婦人が「まぁ、めずらしいチンパンジーですこと」「すてきなチンパンジーねぇ、どこで買われたの?」「そんなチンパンジー見たことないわ」と、こっちがコメントする間もなく、「チンパンジー」を連呼し、絶賛し、去っていきました。(うちにサルはいない)


先日、知り合いが出演しているマンドリン・オーケストラのコンサートに行ってきました。舞台一杯に並ぶマンドリン奏者たちは、第1マンドリン、第2マンドリン、そして楽器が少し大型の、さらに低音のパートに分かれています。それを見ながら聞こえてきた、隣の観客の会話。「ねえ、あの楽器がひと回り大きい、低音のマンドリンはなんて名前だったっけ?」「マンドリン、みたいだけどマンドリンじゃない名前だよね。マ‥‥マンド‥‥マンドリル?」「それは猿!」と言いたいけど言えなくて悶絶しそうなわたしの横で、ふたりはパンフレットを見て「あー、マンドラだったね」と普通に会話を続けてました。(『ジャングル大帝』にもいたじゃない?)


ある日の夕食時、主人に向かって「おさる?」と訊いた私。「お皿いる?」と訊きたかったのさ。(さんち)


姉が言いまつがいました。彼女は40歳半ばも越えた年なのですが、よく行くお寿司屋さんが彼女をずっと30代だと思っていたそうです。ひゃっひゃっひゃっーとうれしくなった姉は、「うれしいこと言ってくれるなぁ、おごって下さいよ」と言ったそうですが、すかさずお店の人から、「『1杯おごりますよ』の間違いじゃない?」と言われたそうです。(ネギ妹)


叔父の告別式の日のこと。火葬場から自宅へ戻る車内で親戚の一人が一言。「おじさんもまだまだ若いのにへんぺいそくで死ぬなんてねぇ‥‥」さすがに笑えるような場面ではなかったので、聞いてしまった人たちは必死に我慢したそうです。ちなみに叔父の病名は腸閉塞でした。(ぷくぞう)


沖縄出身の主人。ふるさとヤンバルを熱く語ります。「雄大な海に向かって、こう、ガッペキが!」(崖あるいは、絶壁)

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