その359 (2005-02-07)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


「入交さんにアルマジロさんと言った」という投稿がありましたがうちの苗字「入交(いりまじり)」です。「アルマジロ」とかはしょっちゅうです。漢字で書くと読み方を聞かれます。会社では「ややこしい名前の方」とか「イマジンさんでしたっけ?」とかいう電話もかかってきます。一番なぞだったのは「○○商事です。荷車さんお願いします」。いったい誰やねんそれ。そんな自分の苗字を数回に1回はかみたおします。(入交。珍しいけど100円ショップに印鑑あります)


私の勤務している学校には「上林」という名前の教師がいて、「林上」という名前の生徒がいます。更に私の前任者は「上村」でした。この3人の名前を巴戦で言いまつがったり書きまつがったりしているんですが、忘れもしない前期生徒会役員の認証式で、私が名前を読み上げる際に「林上」を「村上」って読んじゃいました。(みすたー)


「つるこ」さんと言われた「あつこ(敦子)」さん、お察し致します。私の名前も同じ漢字を使う「敦史(あつし)」です。私は電話口で「敦賀湾の敦(つるがわんのつる)」と説明するのですが、数回「駿史」という宛名で郵便物を受け取ってます。それは「駿河湾の駿(するがわんのする)」。(あつし)


つる子と呼ばれた敦子さんのお話、その苦労、同じ敦子として身にしみてわかります。いつも、「ナベ蓋に口書いて子供の子に‥‥」とか「桜田淳子の淳のさんずいがない方に‥‥」とか日々創意工夫。そんなある日やっとわりに通じるのを発見。それ以来「シルクロード敦煌のトンだよ」って説明していたら「○○豚子様」って葉書に書いてきた人がいました。(とんこ)


私の名前は「さやか」です。よくある名前です。なのになぜか、アメリカに行くと「酒屋!(さかや)」「魚(さかな)」なぜかきちんと、日本語です。(さやか)


転職して、配属された部署にどきどきながら初めて出社した朝、名字を名乗った私を満面の笑みで迎えてくれた先輩。「おはようございます!マイコさんですよね!」‥‥。確かに「理科の理」に「子」で「アヤコ」だから「サトコ」とか「マサコ」とかいろいろまつがわれるけどマイコ‥‥?「『埋める』に『子』だからマイコだと思った」だそうです。(まだ埋まってません)


領収証を書いてもらう時に宛名を聞かれ、「上で」と答えたら、「上出様」と書かれたことがある。(きょろ)


以前、菅井きんさんにそっくりな人に「菅井さん」と呼んだ、という投稿がありましたが、私が高校生のとき、岡本太郎氏にそっくりな現国の先生がいまして陰では「太郎」と呼んでいました。ある日、担任が「誰がこんなことしろと言ったーっ!」と激怒されていて同級生のうちの一人が、ボソっと「岡本先生です‥‥」顔に「?」マークの担任が「‥‥誰だ?そりゃ?あっ」笑いをこらえながらも「岡本先生じゃなくて大村先生だ!」と訂正してくれました。担任も同じこと思ってたらしい。(dai)


あたし‥‥やっつまいました‥‥。彼を両親に紹介する時に、とびきりの笑顔で「彼が、今お付き合いしてる久野○○さん」が、彼の態度がなんだかおかしい。ピクリとも動かない。雰囲気に気付いた両親の態度もおかしい。「どしたの?早く挨拶しなよ」すると彼は私をジッと見て、ユックリと落ち着いた声で「八幡△△です」両親が引きつりながら「お前‥‥久野って‥‥」あたしは自信たっぷりに元彼の名前を言い切っていたのでした。長い沈黙と両親のお叱りで、本当に消えてしまいたかったです。(ごめんねあなた)


新着ほやほやの「言いまつがい」です。さっき、体調がすぐれないので炬燵でゴロゴロしていたところに電話がかかってきました。いったい誰が?と出てみると蚊の鳴くような若い女の子の声で「‥‥お母さん‥‥お母さん‥‥ンンン‥‥さ×か‥‥(娘の名前のようだがよく聞こえない)助けて‥‥お母さん‥‥」「??えっ、誰?誰なの?」「(小さな声で)さ×か‥‥怖いよ」「さ×か?さ×かなの?」私も大声になりました。もう心臓はドッキン!ドッキン!「ん‥‥助けて!怖いよ‥‥」そうです、これが世に名高い「振り込め詐欺」ですよ。ついに我が家にもかかってきました。‥‥でもね、うちの娘、「さ×か」って書いてるけど「さ○か」って読むんです!あなた言いまつがいですよ!と事実をバラすわけにもいかず、このまましらばっくれていて振込先まで聞きださなきゃいけないな、と思いながらも、もう心臓が持たないから「こんな電話かけていたら警察につかまるよ!!」と2〜3回繰り返していたら‥‥きれました。使った名前もまつがっているけどやってることもまつがっていますよ!(今度かかってきたら、うまくやりますから)


仕事の都合で相手先に電話をかけたら、小さな女の子が出た。「お母さんに代わってもらえるかな?」と言うと、電話口の向こうで、「おかあさーん、うんこブリブリさんから電話だよー!」という取次ぎの声が。なぜそんな名前!?(コーラック)

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