その374 (2005-02-22)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


某ファーストフード店で、「タルタルソースとチリソース、どちらになさいますか?」と聞かれ、迷わずに大きな声で「チリチリソースで」と答えました。店員の方は頼んでもいないのにスマイルをつけてくれました。(もうすぐ二十一歳)


母と深夜のコンビニにでかけたところ、レジ前ののコーナーでDVDが1500円の特価で売られていました。母に「安いね〜」とアピールするはずが、かじかんだ口から出たのは「オシャいね〜」のひと言。(もう買えない子)


飛行機が離陸する前に「皆様まもなく離陸します。シートベルトをお楽しみください」とアナウンスしてしまった。お客様、申し訳ありませんでした。(お確かめください)


私がまだ高校生の頃、友人との帰り道、お互いの自転車が近づきすぎてちょっとぶつかってしまいました。そのとき自分の口から咄嗟に出た言葉は、「ごまん‥‥」。「ゴメン」と「すまん」という謝りの言葉がごっちゃになってしまいました。が、次の瞬間、ほぼ同時に友人が放った言葉は「スメン‥‥」でした。(岡崎のソルジャー)


仕事帰りに疲れて電車に揺られているとOLさんの二人連れのおしゃべりが耳に入りました。A「ほら、いま流行の癒しのCD買ってみたの〜」B「わあ、いいですね〜。どんなのですか?」A「えっとね、鳥のせせらぎとか川のさえずりが入ってるの」B「いいなあ、私も聞いて見たいです。今度貸してくださいね」Bさん、なぜツッコまないのですか!(桂子)


飲食店でアルバイトしていた時の事。夜の8時半ごろ、お客さんが来なくて暇だった。お腹が空いたお腹が空いた、と思ってるところに、お客さんが来た。私はそのお客さんにお茶を持って行って、「お腹が空いた」と言っていた。あんまりさらっと口から出てしまってびっくりした。(匿名)


高校時代の友人がウェイトレスのアルバイトをしていたとき、来店したお客さんに「お好きなお席にどうぞ」と言うところを、「素敵なお席にどうぞ」。あなたが素敵です。(ルリ)


集まった親戚の中にメロン農家を営む方がおり、「メロンの区分は果物ではなく野菜」というトリビア的ネタを披露してくださった時の話。それじゃスイカはどちらなんだろう?と思った私は開口一番、「スイカはメロンですか?」一瞬の沈黙の後、親戚一同に爆笑されたのは言うまでもありません。(さよ)


コーヒーを飲もうとマグカップを持ち上げたらコースターがカップの底にくっついてきたので、そばにいた主人に「見て、つっくいてきちゃっちゃ」と言ってしまいました。(似たもの夫婦)


年下の上司が会議の席で「その問題はムヤムヤにしちゃダメだよ!」(ゆんぽ)


うちの母の言いまつがいです。弟がスキー教室でその準備をするため、スポーツ店に出かけた時のこと。母は、店員さんに向かって、「あのーボーゲン下さい!」「はああ?ボーゲンですか?」「えー、ボーゲンって、目に付けるやつなんでしょ!」「目に?ああーこれね」と言って出してくれたものは‥‥「これねーゴーグルです」弟曰く、もーお母さんとは買い物に行かない、でした。(あや)


テレビで雪合戦大会の参加募集を見ていたとき。「どんな所でやるんだろうね?」「雪が一杯のところじゃないとできないよね」「あ、きっとゆきーじょーだよ」‥‥実際スキー場でしたけど。(YukoOgihara)


この前、わたしの故郷が雪が多いことを彼と話しているときの彼の言いまつがい。「そんなに雪が多いとモビルスーツが必要なんじゃない?」‥‥どうやら「スノーモービル」と言いたかったようです。ガンダム乗って歩く実家の母を思い浮かべてしばし笑いました。(「やめて」って言われたけど送ります)


大量の積雪のため、道路に凹凸ができました。そこで祖母が、「道が歩きにくいなぁ、デボコボで」と。‥‥おばあちゃん、漢字変換できません。(正しくはデコボコ)


いつもよくまつがう焼鳥屋のママ。先日も「そんなことしてたら、ぬいぐるみはがされちゃうわよねー」と随分と語呂の悪い言いまつがいをしてたので「ママ、ぬいぐるみじゃなくてきぐるみでしょ」とつっこんだら隣のお客さまに「身ぐるみですよ」とさりげなく訂正されました。がーん。(kimka)


母の言いまつがいです。私と主人に向かっていかに節約・倹約が大事なのかを説いていたときのこと。「何事も知らないとばほくさいわよね!あ、いや、ばほばほしいわよね!あ、ばほみたい!?」と。「馬鹿みたい」と「あほくさい」がすべてごっちゃになっていたよう。(さんぼう)


田舎から、東京に遊びに来た母。「あんたの学校どこにあるんやったっけ〜えーっと‥‥たかばばば?」なんか放っちゃってるよ‥‥。(高田馬場)


小学生の算数の授業中。コンパスが机からすべり落ちました。なぜか針の部分が下を向き、伸ばした足の甲にプスッ。「ギャ!」と叫んだ私は、しきりに叫びながら訴えたのですが、先生も不思議そうな顔をするばかり。とにかく保健室へ駆け込んだのですが、保健の先生も不思議顔。なんでだ?!こんなに涙ながらに訴えているのに!とその時、ハッと自分の間違いに気がつきました。動転した私は「分度器が刺さった!」とひたすら繰り返していたのでした。分度器じゃあ、角だって90度が限界。刺さろうはずもないのでした。(コンパス、あの道具は凶器です)


うちの母は、数字に弱い。先日も賞味期限を見ながら、「えーっと、これは、2月50日までか」。そんな日付は存在しません。さらに、重ねて訊ねるに「ねぇ、2月22日っていつ?」そう訊かれて、私はなんと答えればいいのでしょう?そして、これは昨年の年の瀬の出来事。カレンダーをめくって何やら思案していた母。「ねぇ、今年は何年?」「今年は2004年だよ」「じゃぁ、来年は2007年か」時々、彼女の頭をかっさばいて中身がどうなっているか覗いてみたくなります。(七重)


正月に久しぶりに会った私の祖母は、もうすぐ30歳になる私に向かって、「早く結婚してばあちゃんが死ぬ前に孫に会わせてくれ」と言った。私が孫なんだけどな、と突っ込みたかったが、深刻な面持ちで言われてしまったので笑って誤魔化した。ばあちゃん、長生きしてくれ。(ばあちゃんっ子)

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