その381 (2005-03-01)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


ワンゲル部にいたころ、山での晩飯を仲間と相談していたとき、T君が、「カレーがいいな。とり肉のやつ。だから、ええと、バードカレー!」と、大声でさけび、一同大爆笑。(ひろみん)


母が大学生だった頃のある日、学食でたぬきうどんを頼んだそうです。すると隣にいた友だちが慌てて「たぬきも!」と叫びました。どうやら「わたしも(たぬきうどん)!」と言おうとしたらしいのですが、普段真面目な子だったので余計面白かったのだとか。(たぬきの友人の娘)


友人とこじゃれたレストランへ行った。デザートで苺のムースとチョコレートケーキのどちらにするか聞かれたとき、友人は気取って「コチョレートケーキで」と言った。(トンチー)


友達と飲みに行こうと街をうろついていたら居酒屋の客引きのお兄さんが「居酒屋いかがでござる?」ってすごいイキオイで話しかけてきた。すぐ気づいたらしくて、「あ、いや‥‥その、いかがでしょうか?」って言い直していた。言い直さなかったら、その店行ったのにぃ。(なたーしゃ)


緊張感みなぎる仕事場で、「そのページの文字」と急いで言おうとして、「そのもーじ」と言ってしまった。場が和んだ。(ちかこ)


先日、朝早くから出勤した日。まだまだ目が覚めていなかったのですが、がっつで一個目の仕事を終わらせたわたし。同僚に「終わった?」と聞かれ、めっちゃ大きな声で「おしまいました!」電話中の上司を吹き出させてしまいました。(お客さんとの電話じゃなくて助かった@ぽんこ)


ご飯の支度も済んでテーブルに並べてるのに、息子の帰りが遅い。もう学校を出たはずだから、もう少しで帰ってくるかな、「あ〜、お腹空いたな〜」と思っていたときに、電話がかかってきました。「はい!お腹です」と出てしまいました。電話の向こうの方は、小中さんのお宅だとでも思われたようで「え?あ‥‥失礼しました」と切ってしまわれました。でも、その声に聞き覚えがあったんです。あの声は、たぶん、息子の担任の先生。(シロちゃんのお母様)


書類を持って「これ、イレーサーかけて。イレーサー」。社長、それはシュレッダーです。念押ししなくても‥‥。(秘書部の女雪あかり)


数学科の後輩が、数学科の教授について話してました。「あの先生がうちに来たのは、聞いたところ、ヘッディングハントみたいなもので‥‥」頭突きの狩りで仕留められたのか!(あさっこ)


ぱっちり二重の男性がタイプだと友達に言おうとして「ふための人がいい」と。人間みんなふためだよ。(しゅーかつちゅう)


友人の車にあったディズニーのぬいぐるみがかわいくて叫んだ私。「あ〜白雪姫と七匹のコヤギ!」姫様、酪農始めました。(リリパットプリン)


風邪でぼんやりした頭で宝くじ売り場へ。「連番とゾロ10枚ずつください‥‥。あれっ?ゾロじゃなくてゾロ‥‥あれっ?」売り場の方はほほえみながら連番とバラを10枚ずつくれました。(まきけん)


居酒屋に行ったときのこと。「大根のかりかりじゃこサラダ」を頼もうと意気込んだら私の口から出たのは「じゃいこんのかりかり‥‥?ん?じゃい‥‥??」ん??(AKIYO)


以前、渋谷の109を友人とフラフラしていたとき、髪飾りを見つけた友人は、「ほら、このバッテラ‥‥あれ?なんだっけ?バ、バッテラ‥‥」近くにいた他のお客さんに、「バレッタ」と訂正されてました。(NOSE)


音楽番組のカウントダウンの結果を妹におしえようとした時のこと。「あのラートのチャンキングね〜あれ?ラートのチャンキング、ちがう!ラート‥‥」(内容わすれたよ)


カタカナ言葉が苦手な母の、定番のいいまつがい。「ねぇねぇ、あの犬飼ってる人って多いよね。ゴ、ゴ‥‥ゴールデンレッドレバー。あれ?ゴールデンリトルレバーだっけ?」いやいや、赤い川じゃないし、小さなレバーでもないから。(una)


友人を誘おうと思って、「六本木に美味しい店があるから‥‥」と言おうとしたんですが、私の口からでたのは「ろっこんび‥‥」あわてて訂正しようとして「ろっぽんび、あれ?ろっとんび?違う、とっこんぎ?あれ?あれ?」友人、体を二つ折りにして爆笑。(結論六本木はけっこう難しい)


先日、某資格試験学校の講師がこう繰り返しました。「なおざりだね、なおざり、なおざり」え?言いまつがいじゃん!ウラをとるために早速友人にメールを打ちながら自分自身が混乱する私。「ねえねえ、なおざりじゃないよね。おなざりだよね?あれ?おざなり?あれ?」友人から帰ってきた答え。「なおざり=いい加減な(真剣みがない)こと。おざなり=「その場限り」を取り繕うこと。おなざり=(大笑)」ああ、私がまつがいの主にぃ‥‥。(ご隠居)


先日、わたしの口から出た言葉。「あたし、なげばちな気分‥‥」「それを言うんならすてばちでしょ?」(栗鼠)


私が大学時代、男子サッカー部のマネージャーをしていた頃の話です。ナイスプレーをした人には、「○○さん、ナイスで〜す!」というエールを贈るのもマネージャーの仕事のうちのひとつだったのですが、私は自信満々に「ナイスさ〜ん!」と叫び、後が続かなくなり、自分でも何が言いたいのかわからなくなって笑ってごまかしました。(タッキー)


忘れもしません。あれは大学の卒業式。いつも派手だった友人が袴姿で登場したので、私は「清楚な感じだね」と言おうとして、つい「質素な感じだね」と言ってしまいました。彼女の目に深い憎しみの色が現れたのは言うまでもありません。御無沙汰しております。お元気ですか?(圭子)


学校で予防接種をやっていた時代。私の姉は注射を待つ列に並んでいました。しかし、忘れられたのか、注射の前の消毒を姉一人がされないまま注射の番がきてしまい、とっさに姉は医者に訴えました。「私、まだ宿題やってません!」看護婦さんは笑いを堪えながら「ごめんね〜」とすぐ消毒を済ませてくれたそうです。(マジメな自慢の姉の妹)


成人した私のために会社の人達がお祝いの食事会をしてくれました。みんな私より年上だし上司も居たので恐縮して緊張していました。でも何とか食事が終わりほっとしたのかトイレに行こうとした私の口から出たひと言は「あの、化粧まわししてきます」でした。本当はちょっと気取って「化粧直しして来ます」と言いたかったのに。しばらくは上司から「お〜い、横綱〜」と言われていました。(これで大人の仲間入り?)


家で、音読をしたとき。息を吸って、堂々と自信たっぷりに、「夜もふっかりすけて‥‥」ばかだなぁ。(はるか)

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