その413 (2005-04-02)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


遅刻しそうでものすごく急いでいた日のこと。顔を洗おうとしたらパジャマの手首の袖口がうっとうしかったので「あ〜、先に着替えちゃおう」と思ってパジャマを脱いで、下着を着けて、またパジャマに着替えました。もう一度顔を洗おうとして、また「手首がジャマ」と思って気付きました。(なんとか間に合いました)(yum)


先ほど、車を運転して帰ろうとしたらメガネケースにメガネがないんです。あれ?そのへんに投げちゃったっけ?とオロオロしつつ、バックして駐車場にもどり車内をキョロキョロ‥‥。ふと、バックミラーに映った自分と目が合って‥‥わたくし、メガネかけてました。よく、頭の上にメガネがのってて、探しているおじいさんのネタがありますが、それ以上のまつがいのような気がしてちょっと複雑です。(おかげではっきりメガネが見えました)


他の学年のクラスに飛び込んでしまった方がおられましたが、私も小学生のとき授業中にトイレに行き、クラスに戻ってみると1年前授業を受けていたクラスに入ってしまったということがありました。皆が白い目で見る中、そのまま何も言わずに逃げました。(そのクラスはトイレの真横)


1階上の他の学年の教室に飛び込んだという方がいらっしゃいましたが、私も小学生の時に同じ経験があります。ちょっと違っていたのは、私の場合は身体検査の帰りのことで下着姿のまま授業中の教室に入ってしまい、あわてて教室を飛び出ましたが、ドアの向こうで大爆笑が聞こえました。あまりの恥ずかしさに一生忘れないだろうと思っていたのですが、その後の人生の数々の恥に埋もれてすっかり忘れていました。(つばさのこころ)


小学1年の長男が3月の終業式の前日、「明日は荷物が少ないから手さげ袋でいいんだって!」と言って、筆箱を手さげ袋に入れて準備していました。が、翌朝は空のランドセルをしょって登校してゆきました。(数分たってから、手さげ袋を持って追いかけた母)


私はアパートに1人暮らしです。帰宅するとき、無意識に自宅のチャイムを押した後で、「ドアが開かないなあ」と一瞬不審に思って立ち尽くしてしまうことが度々あります。(チャイムを鳴らしても、部屋の中から鍵を開けてくれる人はいません)


「どこかで会った事のある方だと思って会釈して、よく考えたら俳優さんだった」というまつがいがありましたが、私の知人も、前方から見た事のある人が来るけれど誰か思い出せず、必死で考えたところ、「学校の先生だ!」と思い出し、「こんにちは!」と元気に挨拶した後、実はその方は武田鉄矢さんだったという事があったそうで、大爆笑しました。向こうも「こんにちは」と挨拶を返してくれたので、その時は間違いなかったと安心したけれど、微妙な違和感が残ったそうで。(minami)


仕事が終わり、帰ろうとしてエレベーターの下ボタンを自分では押したつもりだったのですが、照明のスイッチを押してしまったらしく、エレベーターホールが真っ暗に‥‥。(ごめんなさ〜い!)


友人が「喉がいがらっぽい」と言うので、のど飴をあげました。透明な包装のその飴を、彼女はそのまま口に放り込みました。オブラートだと思ったそうです。(龍角散のど飴)


通勤電車がかなり混み合ってたときのことです。最後に降りようとしたキャリアウーマン風の女性がハイヒールをかたっぽ置き去りにして降りました。このままではまずいと思った私は、親切にもホームにその靴を投げてあげましたが、それより一瞬早く彼女は電車に戻ってきました。靴はホームにあるのに、ドアは閉まってしまいました。恨めしそうな顔で私を見る彼女に何とも言えませんでした。(大きな迷惑)


以前、母が夕食にスコッチエッグ(ゆで卵がまるごと入ったハンバーグのような料理)を作りました。盛りつけ担当の私がそれを半分に切っていったわけですが、そのうちの一つがやけに固くて切れないのです。無理に包丁を入れると、ハンバーグの部分がぽろりと外れ、中からでてきたのは殻つきのゆで卵。‥‥。結局それは、ただのゆで卵とくずれたハンバーグとして食べられたわけですが、無駄にかけられた手間のぶん、不憫に思えてしかたがなかったです。(おみつ)


同僚のSさんは、冷凍ご飯に直接レトルトのカレーをかけて、それからレンジでチンする人。先日のお昼ご飯も、彼女はいつもと同じようにご飯とカレーを準備して、レンジに入れようとして気づいたのです。レンジはその前日、私がもらってしまっていたことを。でもSさんは努力家です。デスクの下に置かれた、足元温風器の噴出し口の前に皿を固定し、ご飯を解凍し、カレーを温め、食したのでした。あっぱれ!(見習いたい根性)


食品を作る仕事をしていた頃のまつがいです。ラズベリーを使う商品を開始することになって前もって試作品を作ることになりました。ここで何を間違ったか、使ったのがラズベリーではなくクランベリー。従業員で試作品を食べてみると、皆から「微妙な味」等、散々な評価を受けてました。それでも誰一人として使った材料が違うことに気付かず販売開始から数日の間その間違った商品をお店に出していました。お買い上げになったお客様、申し訳ありません‥‥。(兵さん)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる