その476 (2005-06-04)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


ペディキュアを塗り直そうとテレビを見ながらコットンに除光液を含ませて足の爪をこするがなかなか取れない。あれ?あれ?と含ませること数回。‥‥よく見ると。へちま化粧水だった。(逆じゃなくてよかった)


ちょうど2年くらい前、単身赴任していたある朝。出勤に遅れそうになり、いつも振りかけているヘアトニックをパッパッ‥‥のつもりが、なんとそれはお口クチュクチュのモンダミン!あれって、出口は広いね。おかげで全身さわやかな朝になりました。(50前にアガク中年公務員より)


ド近眼の私は、さきほど眼鏡を外したまま歯を磨こうとして歯磨き粉を歯ブラシのブラシの方ではなく「背」の方に乗せてしまいました。(磨けたけど)


私の父は夕食後、酔っ払って居間のこたつで眠っていました。いつまでもそこに寝かせておけないので起こして、部屋で寝るように促しました。やっと起き上がった父は、迷わず押入れの襖をガラッと開けました。そこ、押入れだから!と突っ込むと、「ああ、そうか」と何事もなかったように寝室に引き上げていきました。(父の寝室は引き戸)


近所にできた焼肉屋がおいしいと評判なので、ご馳走してやる、と夫の両親。土曜日の4時という中途半端な時間だったので「営業してる?」と不安がる夫に対して、買い物のついでにチェックしてきたから大丈夫だと、自信満々の義母。「3時までがランチタイムで、ディナータイムは5時から、その間はなんとかタイムって書いてあったから」と言うので、4人で出かけたところ、閉まっていた。クローズタイムだった‥‥。焼肉屋さん、万人にわかる言葉で書いておいてください。(ちぇ)


妹から、よく会社の人たちの写真を見せられていたので、顔と名前やニックネームまでも、すっかり覚えてしまいました。ある日用事があって妹の会社へ行き、よく写真に出てくる男性に会ったので「あっ、○○ちゃん!(ニックネーム)」と親しげに声を掛け、ヨッと右手をあげると、その人も「おぅ!」と勢いよく手をあげて笑顔で返してくれましたが、すぐに、こいつ誰だっけ?っていう顔をしながら首をかしげて通り過ぎて行きました。そう私達は初対面だったのです。(てんねん)


仕事で郵便局の窓口に立っているのですが、ある日お客さんが持ってきた封筒は、あて先の後にあらかじめ印刷してある「御中」の文字をわざわざ二重線で消し、「行」に書き直してありました。にっこり笑って受け取りましたが心の中で「逆やろ!!」と思いっきりつっこんでおきました。(留吉)


上下巻の下巻を2冊買ってしまった人のお話がありましたが、私は上巻を2冊買ったことがあります。風邪気味の頭で『燃えよ剣』を買いに行き、寒風に当たって風邪が悪化。布団の中で上巻を読み終え、続きを読もうとしたらそれも上巻。読みたくてたまらず、ふらふらしながら下巻を買いに行きました。(治ってから行け)


本の上下巻を買ったつもりが下巻ばかりというのがありましたが、私が中学生の時井上ひさしの『吉里吉里人』が大変なベストセラーになり、面白いというので早速近所の本屋で上下巻購入して読みました。しかし途中でさっぱりわけがわからなくなり、やっぱり中学生には難しいわと投げ出してしまいました。しかし大人になり別の本屋で見たそいつは上中下の3巻だったんだね。(ひろりん)


5ヶ月になる娘がいて寝不足の日々を送っています。昨日の夜中も授乳しながらついウトウトしてしまいました。夢の中で私は初のアジア系女性大統領。そこへ誤って核ミサイルが発射されたと知らせが入りました。私は世界を救うため、必死でホワイトハウスの廊下を走り抜け執務室に駆け込みました。早く核ミサイルを解除しなければ!はっと目が覚めると、人差し指で娘の可愛らしい鼻を何度も押していました。娘はちょっと迷惑そうにしながらもおっぱいを飲んでいました。(ねこ)


妻が出産のために入院しているとき、自分の母親にわがままを言いたい放題。その後、病院内に妻が「鬼嫁」という噂が広まった。私は、実の親子に間違われるほど妻の母親とそっくり。一方、妻は私の母親にそっくり。それで、「旦那の母親にきびしい嫁」ということになったらしい。これは何まつがい?(bosstrike)

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