その497 (2005-06-25)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


急いで出かけなくてはならず、わたわたしていた朝のこと。洗面台の前の私は身繕いをしていて、「歯磨きをして口をすすぐ」のと「洗眼液で目を洗う」のが頭でごっちゃになって、洗眼液で口をすすいでしまいました。(口の中にこの上ない爽快感が)


今日寝坊してしまい、「やべー!」と飛び起きて出勤の準備を急いでしていたときのことです。やばいやばいと思いながら手帳で予定を確認しようとぱらぱらめくっていたらそれは国語辞典でした。(内容は濃いけどさぁ)


ある朝、遅刻しそうだったので慌てて着換えてました。制汗スプレーをシューっとしたつもりが‥‥それはヘアスプレー。ガビガビの腋をシャワーで洗い流し、また制汗スプレーをシューっと‥‥しかし、それは殺虫剤。泣きそうでした。ムダ毛処理後の腋には染みました。結局、講義には遅刻しました。(なぎ)


昔、水銀の体温計を使っていたころ、熱っぽいので熱を測ろうとしたら、水銀が分離していました。あっためたら、つながるだろうと考えたところまではよかったのですが、私は何を思ったか母がレンコンをゆでている鍋の中に体温計をつっこんでしまったのです。もちろん体温計は破裂し、水銀はそこらじゅうに散らばり放題。母は一言「レンコン買うて来てよ」。体温計は42度までしか計れない‥‥。(かに)


うちの母はAデパートに修理に出した孫のおもちゃをBデパートに取りに行き、Cブティックのお直しを、Dブティックに取りに行き、E信用金庫の定期の満期をF信用金庫に取りに行くという理解不能なことをします。理由を尋ねると「似てるから」。方向も何も違うんですが。(teo)


ある日会社の後輩あてに電話がかかってきた。席をはずしていたので伝言を受けてメモしたのになにを思ったか書いたメモを手元に置きメモ帳本体を後輩の机に置いて食事に出てしまった。しかも勝手に置いといたくせに帰ってきてそのメモ帳を使っている後輩を見てなんで私のメモ帳勝手に使ってんの?とちょっとムッとする始末。さりげなく「そのメモ帳どうしたん?」と聞いたら「帰ってきたら机に置いてあったんですよ。○○生命の人来たんですね」とにっこり。そこで初めて自分の間違いに気づいた私。さすがに返してとは言えませんでした。(ふつつかな先輩)


サッカー大好きな母はバンコクで行われた日本−北朝鮮戦を朝からソワソワしながら楽しみにしていました。いよいよキックオフ!テレビに向かってジーコ監督以上に指示を飛ばします。前半終了し、母の監督業も一息ついたとき、「あ、私、昼間に靴下買ってきたんだ。あれ、どこいっただろう。あれ?スーパーで野菜買って‥‥そのあと靴下‥‥あ!」思い当たる節があったらしく‥‥。「野菜室に入ってた!」と戻ってきました。靴下も見つかり、安心して後半を迎えられます。テンションも前半以上にあがってきました。その時、何かに気付いた母。「そうそう、アンタの部屋の毛布、そろそろ洗った方がいいよ。あの毛布なら冷蔵庫で洗えるから」興奮するにも程があります。「あの毛布、冷蔵庫じゃ洗えないと思うよ」との私の言葉にも気付かず、後半戦の監督業に突入していきました。サッカーってすごいんだなーと実感しました。(ウチの冷蔵庫は何でもできる)


「モト彼だと思ったら先輩だった」という方がいましたが私の場合は、ちょっと違います。駅のホームで電車を待っていた時、無意識に一人の男性をぼーっと見つめていました。というか、向こうもこちらを見ていたので実際には見つめ合っていました。ぼーっとしていたのでしばらくそのまま見つめ合いながら「なんか見たことある人だ」「こういう顔立ちって好きだ」などと思っていたのですが‥‥。電車が入ってきた瞬間、頭が働き出したようで「知らない人をこんなにじろじろ見てたら失礼だわ!」と、急に恥ずかしくなり慌てて電車に乗り込んでしばらくしてから気がつきました。その人はモト彼でした。ルックスに関しては自分の好みが変わってないことにもびっくりしました。(そりゃ向こうも見てるわけだ)


その時、私は駄菓子屋さんにいました。ふと横を見ると小学生くらいの男の子が堂々と万引きをしているではありませんか!私が見てることに気付き、彼らは「おれたちは未成年で逮捕されないんだから、何してもいいだぜ。ヘヘッ」と、なんとも小憎たらしく言ったのです。カチンときた私は、路上でちょうど駐車禁止を取り締まってたおまわりさんに向かって声が届くように「この人たちも捕まえてください!」と腹の底から出せる限りの声を出しました。その時です!「おいっ!おいっ!大丈夫?」と彼の声。「!!??」気付くと私はパジャマ。そうです、ぜ〜んぶ夢だったのです。「夜中の3時だよ‥‥」と、睡眠中に突然の絶叫に起こされた彼。たしかに、一生懸命声を出そうとしてたのになんか、ノドが閉まってるなぁと思ったんだよな。(起こしてごめんね)


姉は、仕事であるお宅に伺った際、エレベーターが開いた瞬間に靴を脱いで降りてしまいました。(姉は実写版ちびまるこ)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる