その502 (2005-06-30)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


わたしの名前は「真実」。某有名塾の入塾パンフを郵送してもらおうと思い、電話で申し込みをしました。「お名前の漢字を伺ってもよろしいですか?」と受付のお姉さん。「はい『しんじつ』と書いて『まみ』と読みます」と私。数日後届いたパンフの宛名は「○○新宿様」となっていました。しんじゅくじゃないよ、しぶやでもない‥‥。(もちろんいけぶくろでもない)


ワタシの名前は「飯田」と書いて「ハンダ」と読みます。いつも「イイダさーん」と呼ばれるのでもう慣れてきましたが先日買った目覚し時計が故障していたので修理を頼んだ時のこと。修理が終わったらしく電話がかかってきました。「もしもしイイダさんのお宅ですか?」「いえ、違います」「?電話番号は〜〜〜で合ってますか?」「はい、合ってますよ。名前なんて書いてます?」「‥‥あっ、メシダさんでしたか!失礼しました!」「ぇえメシダ?!あの、ハンダって読むんですが‥‥」「ハンダさんでしたか!大変失礼しました!」その後店に時計を取りに行ったら「イイダさんですね?」そして時計を受け取るとメモ書きには「半田」の文字が。もうなんでもいいですよ‥‥。(パンダと呼ばれたことも)


私は田中です。今日上司の斉藤さんに「あのー、田中さん‥‥」と話しかけ、斉藤さんが振り返らないので「田中さん?あのぉ田中さん?もしもし田中さん?えっとぉ田中さん?んん〜、田中さん?」と何度も「田中さん?」と呼びかけてしまいました。隣の席の高橋さんが「田中さんって誰のこと?」って言うのでハッと気づきました。田中さんって自分のことでした。(アタシはだーれ?)


高校に入ったばかりの時、轟(とどろき)くんという男の子と隣の席になりました。隣りどうし、仲良くしゃべったりしていました。ある時、美術の先生が珍しく教室で授業をしたとき、先生に「お前の隣の席は誰だったっけ?」と聞かれたので、私は何の迷いもなく大声で、「はいっ!さざなみ君です!」と答えてしまいました。先生は名簿と照らし合せながら、「‥‥あ〜、言いたいことはわかる」と言ってくれましたが、私は隣のさざなみ君、改め轟くんと目を合わせることができませんでした。(enokky)


ある日職場で電話を取ると、「しゃけさんいらっしゃいますか?」とおっしゃいます。カニさんとかスズキさんはいますが、しゃけという名前はいないので「そういった者はおりませんが」と答えると、「お電話いただいたようで、メモにしゃけさんと書いてあるものですから」との返事。よくよく聞いてみると、カタカナで「ミヤケ」と書いてあったのが、シとミを読みまつがえたようです。(一ノ瀬つぐみ)


同僚のNちゃんがお客さんに電話をしようとしていた。「えーっと担当者の名前は、雲に雀と書いて、ヒバリさんね」と自問しながらダイヤルをプッシュ。風流な苗字だなー、と思ってやりとりを聞いていたら、「お世話になっております。スズメさんお願いします」と言いまつがった。しまった!と青くなるNちゃんだったが、先方の女性は「はい、ヒバリでございますね」とふつうに取り次いでくれたそうな。(慣れてる?)


大学の寮に住み始めて3ヶ月、同じ階でお台所を一緒に使っているにもかかわらず、イギリス人の男の子が、アルジェリア人の女の子の名前を覚えられませんでした。「ゾーベタ」とか「ズーべタ」とか呼んでいるので、ある日その場に居合わせた私が、彼女に代わって、「なんでおぼえられないかなあ‥‥彼女の名前はエリザベータだよ」と教えてあげました。でも、すかさずアルジェリア人の女の子の訂正が入りました。「誰が、エリザベータ?あたしはズウベイダ!」はい、わたくし3ヶ月もズウベイダさんをエリザベータさんと呼んでおりました。「ゾーベタ」とか「ズーべタ」のほうがまだオリジナルに近いじゃん。(リスニングどうにかしなきゃ)


会社の同僚が「日下部様」と書くところを「春日部様」と書いていました。(気持ちはわかる)

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