その538 (2005-08-05)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


テレビで世界水泳を観ていた妻が言いました。「あの人出てないの?ほら何て言ったっけ?イアン・ソープランド」(ともきち)


友達と恋について地下鉄内で語っていた時の事。好きな人とどこへデートに行きたいかという話題が盛り上がり、妄想ワールドに突入。何気なく「所詮は机上の空論じゃん」と言うつもりが、「所詮は騎上位じゃん」。ハゲのおじ様に鼻で笑われたのを今でも覚えています。(15の夏)


妹が、筋力増強剤を使ってしまった選手に憤っていわく。「コンドームしたからいけないんだよ!」ドーピングのことらしいです。(m)


暑い中、男が女に語っていた。「きんもくは、ちんなり」ひょえぇー、言いまつがいだよね。(みえこ)


小学3年生の娘。四字熟語を覚える。「四捨ぼにゅう」(YULI)


世界史の授業で、ローマの200年間続いた黄金時代の他の呼び名は何と言うか、という質問をされました。正解は「パックス・ロマーナ」なのですが、眠かった私は「ふえ?セックス・ロマーナですかあ?」と言っていたそうで、教室中必死に笑いをこらえているような雰囲気でした。(エロい16歳)


通っている英語会話教室の話を友達に説明していたとき。「先生が2人いて、1人は日本人の先生でもう1人はステディの先生で‥‥」ものすごい後で、はっと気づいて赤面。ネイティブって言いたかったのよぉぉ!(英語教室成果あるのか?)


原宿で黒い衣装に身を包む若者の写真を携帯で撮っていたら一緒にいた友人が「盗撮しちゃダメだよ〜」と言うので、「パンツの中撮ってるんじゃないんだから大丈夫」と人ごみの中キッパリ言い切ってしまいました。(スカートの中でもお縄ですが)


とある中華料理店で食べたおソバが美味しかった、という話を家族でしていた時思い出したように母が「包茎みたいなキノコが入ってた」と‥‥。お母さん、それはフクロ茸だからっ!そんな事、絶対に外では言わないでねっ。(ひろみ)



期末テスト寸前のある日の生物の授業で。余裕を持って範囲が終わり、先生はやってしまったのです。授業用の大きな声で「時間が余ったので、次の授業は受精です!」当然、みんな大爆笑。しかし気付かない先生は「え?みんな受精したくないの?」そのせいでさらに爆笑。自分の失敗に気付かない先生はチャイムと同時にクビをかしげながら出ていきました。確かに範囲は受精でしたが、先生、受精と自習は違います。(先生が男だったのでさらにウケた15歳)



今でも思い出すととても恥ずかしいのですが聞いてください。高校生になって初めて彼氏ができました。二人きりでいちゃいちゃしている時でした。愛しい目で私を見つめる彼が言いました。「胸を、あいちゃくしてもいい?」彼の言う「あいちゃく」とは「愛撫(あいぶ)」でした。おそらく男女の営みが書かれた情報誌などでその言葉を目にして、読みまつがいをしていたのでしょう。お互い初めての恋人でしたが耳年増だった私は、このまつがいに瞬時に気づきました。やがて二人は時の流れと共にお別れしましたが、最後まで彼は「あいちゃく」と言い続けていました。「まつがいだよ」と言うのはなんだか気がひけて私も正しい読み方を教えてあげることはできませんでした。若さゆえのまつがいだったのでしょうが、今でも時々「彼が正しい読み方を知った瞬間」の恥ずかしさを1人想像して、彼の代わりに恥ずかしがってしまいます。そして、思い出す度に、どうか彼があのよみまつがいで恥をかいていませんように、と願わずにはいられません。(カオリ)


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