その617 (2005-10-23)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


さっき、パン切りナイフでフランスパンを切っていた時のことです。「今日のは、なんて固いんだ!ナイフが入らないじゃない!」と怒りながらがんばっていたその時。気づきました。ナイフの背で切っていたことを。(栗鼠)


今日、会社でお客様にお茶を出しに行った部屋は、入り口がガラスのサッシでした。お盆を片手に扉を開けようとしたら、手が宙をきった。そう、私はすでに開いていた扉が見えず、ない扉を開けようとしてしまいました。入り口に向かって正面に座っていたお客様も肩を震わせて笑っていました。(まつがい姉妹の姉)


スーパーの精肉コーナーで、一番鮮度のよさそうな牛肉トレイを取ろうとして鏡に突き指したことがあります。(よくばり夫人)


たまに洗顔のついでに顔の産毛も剃ろうと思い立ちます。いつものように洗顔石鹸を泡立てて、いつものように顔中まんべんなく泡でごしごし、そしてやっぱりいつものようにぬるま湯で丁寧に泡を流し終わった時に、「あ、しまった」。洗顔前「いつも忘れて泡を流しちゃうんだよな」というところまで考えるのに、それでも当初の思惑を達成できるのは5回に1回くらいです。(まん)


今朝、やってしまいました。洗濯をしようと洗濯かごを持って、洗濯機の前へ行きました。ふたを開け、水を出し、洗剤を入れ、かごから洗濯物を出し、何を思ったか、空になったかごを洗濯槽へ入れてしまいました。一瞬、自分でも何が起こったかわからず、手元の洗濯物をじぃっと見つめてしまいました。もちろんそのあと、かごを救出し、何事もなかったように洗濯物を入れました。眠かったわけでもないのに、なぜ?(かごもきれいになりました)


隣の家のひさしがお気に入りの茶と白の猫がいます。いつもはひさしの上でのびのびと寝ているのに、今日見たら背中をまるめてゴソゴソやってます。あれ?と思ったらむこうも気配を感じたらしく、ゆっくりとふりむきました。彼は何か口にくわえてます。「げ、自分の尻尾かじってる!?」とあせってみたら、彼に尻尾はついてます。「ってことは、げげげ、共食い!?」と驚愕していたら、くわえてるのはちくわでした。(ほんと同じ色なんだもん、あーびっくりした)


田舎に住むうちの母は、年末にホテルで催される「コロッケディナーショー」のチケットを仕事の取引先の関係で購入することに‥‥。母がチケットを見ながら「2万5千円分のコロッケなんて食べれるかな〜」と。母よ、それはコロッケ違いだぞ‥‥。いや、食べちゃだめだってば!(ころころコロッケ)


いつもなら歩いていく近所のドラッグストアに、夜遅かったせいもあり、車で買い物に。目的のものと、子供達にアイスを買い、溶けないように急いで帰りました。翌日仕事を終えて帰宅し、買い物に行こうと駐車場に行くと車がない!さっそく仕事中の主人に携帯で電話し「車に使うならそう言っておいてよ!」と言うと「知らないぞ。盗まれたか?」その瞬間、アイスが溶けないように、暗い夜道を駆け足で帰宅した自分を思い出しました。ドラッグストアの駐車場にぽつんと止まっていた愛車を確認し、恥をしのんで一言断って乗って帰りました。(上野駅のうえの)


夏の暑い日に近所のスーパーに出かけました。帰宅の道すがら、立ち話をしているおばさまたちの目がわたしにくぎづけ。「このTシャツと短パンがパジャマだってばれたかな‥‥。ヨレヨレだしな‥‥」足早に帰って玄関で買ってきたビニール袋を床に置いたら。ゴンッ。床に置かれたものは、ビニール袋ではなくスーパーのカゴでした。ご丁寧に商品の上には見慣れた白いビニール袋が。袋詰めの場所によらずに帰ってきたようです。あのおばちゃんたちも教えてくれたっていいじゃないか!恥ずかしくてカゴをなかなか返せずに、数ヵ月後の夜中にこっそり返しにいきました。(お金は払ったのよ)


夫の先輩のことです。持っていかなければならない書類を、出張に出発する当日の朝までかかって仕上げました。そして、空港まで向かい、チェックインする時になって「あっ!航空券がない!」‥‥どころか、何も持っていない!そう、彼は手ぶら。書類も忘れ、身一つで出張に向かおうとしていたそうです。(ペリーニョ)

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