その666 (2005-12-11)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


家で、おそばを食べようとした夫が「一味唐辛子、取って」と言うので、棚の中を「たしか、ふたの赤いやつ」と思いながら探し、「はい」とカウンターに置いたらガラムマサラでした。(我羅無摩皿)


ある寒い夜、いま掛けている布団だけではどうにも寒く、適当に布団を持ってきました。しかしそれがどこか変。ゴワゴワ固いし、掛け布団を増やしたのにあったかくならないのです。「寒い、寒い‥‥」と思いながらその夜は寝ました。朝見てみると、私が掛けていたのは敷き布団。敷き布団って掛けてもあったかくないんですね。あの夜はつらかったです。(じろ)


シャンプーが切れたので母に買い物ついでにシャンプーを頼むと、母はシャンプー&リンスのセットを買ってきたつもりで、さらさらのリンスとしっとりのリンスを買って来ていた。複雑なまつがいをする人だ。(チョピン)


席替えをして間もない頃。他の人の席に座らないように、と前から何番目、右から何番目、としっかり数えて着席しました。‥‥しかしまわりの様子が変。隣のクラスにお邪魔していました。(みん)


携帯のアドレス帳を見ながら勤務先の電話でダイヤルしたら、受話器から何の音もしない。よく見たら携帯を耳にあてていました。(3回めです)


とある会議にて。話し合いが紛糾し、興奮してきた部長が私に「○○さん、例のあの書類すぐに持ってきてくれっ!」私「はいっ!」出席者の注目の中、小走りに会議室を出ようとしたその時‥‥なぜかドアを激しくノックした私。出る時に、ノックは無用。緊迫感ぶちこわし。(ノックは3回)


先日、初めて革靴(かわぐつ)を履いて学校に行きました。革靴は慣れるまで誰でも痛いと、言うじゃないですか。オレは、「そういうものか」と思い、痛みをがまんしてたんですよ。しかし、一日が終わっても、痛みはエスカレートするばかり。「あれおかしいな?」と思い、よくよく確認して見ると、左右逆に履いてました。痛いわけだ。(電気科のMONO)


ベルギー人のダンナに漢字を教えていました。「動物は4本足だから、点々が4つあるのよ。これがウマ、これがトリ‥‥」と言いながら、「馬」「鳥」と書いてあげたら、「どうしてトリも点々が4つなの?トリの足は2本だよ」。(み)


スーパーへ買い物に行った時のことエスカレーターに乗ったら私の前に親子連れがいました。お子さんは2、3歳ぐらいの女の子でした。私は「可愛いなぁ」などと思いつつその子を見ていたのですがふとその子の足を見てみるとズボンの片側に両足を入れていました。その女の子はエスカレーターを降りるととても歩きにくそうにお母さんの後をついて行くのですがお母さんは気が付いてないのか「早く来なさい!」とその女の子を急かしていました。お母さん、それはかわいそうだよ〜。それより早く気付いてあげて〜!(ぶんこ)


透明の袋の中に、照りよく黄金色に揚がった美味しそうな「芋けんぴ」が入っていました。「うあーい、甘いもの甘いものー」と口に入れたら全然甘くない。ポリポリした歯ごたえじゃない。「コレなに?」と犬好きの弟に訊いたら、「犬用ササミジャーキー」という答えが返ってきました。それ以来、我が家では「芋けんぴ」が「ササミジャーキー」と呼ばれています。(わかったからもうそれを言うのはやめて)


ほぼにちわ。先日、筋腫持ちの母が産婦人科へ行った時診察台の上で先生が来るのを待っていたそうです。しばらくしてやってきた先生は、母の足を見て一言。「男?」「違いますよ!」と看護師の声。診察台ではカーテンがひかれるので患者の顔が見えないとはいえ、産婦人科で男に間違われる母って一体。でも、母のスネ毛は確かに男以上なので今後はきちんと処理してから医者に行くことを勧めておきました。(とり)


夕方、ウォーキングに行くと犬の散歩をしている人が何人もいる。可愛いの、大きいの、色々歩いてくる。オジサンが黒い大きな犬を連れてる、と思って見たら、一緒に歩いていたのはその人の影だった。(そりゃそうだ)

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