その667 (2005-12-12)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


5才の息子は「この、むしあやとりで‥‥」と、むしとりあみを振り回していた。(あやとり上手)


好物はオトナ並みの量を要求するくせして嫌いなおかずは「コドモだから減らしてくれ」と主張する娘(6歳)を夫が諭そうとして、「そういうふうに、そのときどきで都合のいい方につくのをなんというか知ってるか?」と言ったところ、娘いわく「モモンガ!」娘よ、それを言うなら「コウモリ」。(鳥なき里のモモンガ)


保育園に子どもを迎えに行った帰り道。子「母さん。オーデルバイズ知ってる?」私「何、それ?」その時、夕方6時を知らせるために流れるBGMが聴こえてきました。子「あっ、オーデルバイズだっ」いやいや、この曲は『エーデルワイス』なんですけど。(クレープかあさん)


小5の次男と。自転車で走っていた時の事、後ろを走っていた息子が何かの拍子で足を滑らせた様子。「大丈夫?」と前から声をかけると「うん!大丈夫。でもコマネチが痛い‥‥」。ものすごくよ〜くわかったけど。(さすが世界のキタノ)


私は保育士をしています。こどもの前で、冠をかぶってみせたところ、「あ!おじいさまだ〜」と、指をさされました。「おうじさま」では‥‥。(なお)


お弁当におにぎりがほしいと言う。「中身何がいい?」と聞いたら「カカオ!」はいはい、おかかね。もう6年生なんだからいい加減落ち着きなさい。(ゆきこ)


9歳の息子がだんごの作り方を読んで困っていました。訳を聞くと「『耳たぶくらいの大きさ』ってさ、人によってちがうよね」それは固さ。(ギイコ)


息子の誕生日の夕食。好物の中華料理を囲んで和気藹々としていたとき、息子が「おかあさん、ウーユとって」。ウーユ?何それ?兄が「バカモン、そりゃラー油だ」(8歳になったのに)


フィギュアスケートをテレビでみていたところ、小学生の息子が「とりのおりんぴっく?」なんでそんなにびっくりしてんの?「鳥のオリンピックがあるんだね」‥‥なるほど。(渡部絵美から見てる母)


小学校に入って間もない頃、1つ年上の友達と遊んでいたら、突然その子が「あたしこのまえ妖精に注射された!」と言いました。「妖精なんか、いるわけないやん」と返したら、「だってお医者さんに言われたもん!」まぁ、お医者さんの折り紙付きだし、年上の子が言うことだから本当なのかもな、と思っていました。で、本当につい最近、注射の「陽性」の事か!と気付きました。(きっきー)


近所の小学校区の下校時の見守りボランティアをしています。低学年の下校時には幼稚園の送迎バスも通ります。その中に「早苗幼稚園」があるのですが、それを見た一年生の男の子、「はやねこようちえん」と読み上げました。思わず、「ねこって漢字知ってるんだ‥‥。でもあれねこじゃなくてさなえ幼稚園だよ」と教えてしまいました。(おせっかいおばさん?)


私は保健室の先生。学校の子どもたちから「おかあさん」と呼ばれたり、自分のことを「おかあさんはね」と言ってしまったり、逆に家に帰って我が子に向かって「先生はね」と言ってしまうことは時々起こりますが、ある年の4月、入学したてのピカピカの1年生が保健室にやってきた時のこと。私の顔を見てしばらく悩んでいたその子は「おばさん‥‥じゃなくて‥‥おねえさん!」担任の先生以外をなんて呼んだらいいのか困ったらしいんですけどね。その微妙な気の使い方がおかしくて。(たしかにおばさんなんだけど学校では先生って呼んでね)


今日は、小学4年生の女の子と雑談していました。「あたしねえ、生まれたときは200グラムしかなかったんだって」「‥‥2000グラムね?」すかさず突っ込む私。「そうそう。だから、聴診器に入ってたんだって」「保育器だね?」と、さらに大人気ない突っ込み。かわいいね、あゆみちゃん。(みや)


うちの4歳児が「アップル、アップル」と言っている。テレビで小川直也を見たらしい。(MAD)


こどもが『白雪姫』の絵本をいっしょうけんめい朗読していたのですが、「そこへ、七人のこいびとがやってきました」と。いいなあ、七人も。そんなにいるなら王子様は要らないと思います。(日替わり)

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