その686 (2005-12-31)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


我が家は5人家族。夕べちょっと遅い晩ご飯を食べていた時のこと。食卓に主人、長女、次女の姿は見えるもののやんちゃ盛りの1歳の三女が見あたらない。おまけにどこにいるか気配も感じない。こういう時は、よからぬ事をやっていることが多いので、食卓にいる3人に向かって「Kちゃん知らない?Kちゃんどこ?」と、尋ねると3人はじっと真顔で私の顔を見るばかり。すると、私の膝の上から「はぁ〜い」と三女の声が。そうです、さっきから膝の上でおっぱいを飲んでいたのです。はっとして下を向くと「ばぁっ」と言いながら三女が見上げていました。(ユミ)


こないだ講演会の講師として1時間ほど発表してきたのですが、ずっとズボンのチャックが開きっぱなしでした。緊張をほぐそうとして、前もってトイレに行ったのがかえって仇になっちゃったようです。‥‥と思っていたら、帰ってから下のTシャツも裏返しに着てました。てんで見本にならない講師です‥‥。(chiseka)


脱いだ靴下をトイレに投げ入れてしまった方がいらっしゃいましたが、私はコンビニで買ったばかりのおにぎりを洗濯機に投げ入れておりました。無意識ってこわいですね。(でも食べれた)


寒いので、慌ててブラジャーをつけようとしたら、リュックサックのように手を通し、背中にブラジャーをつけてしまった。(フロントホックとまつがえすっこ)


ささいなことで弟と本気で口論し、二人で頭に血が昇ってるときに弟が私にむかって中指を突き立ててみせようとして、ものすごい形相でピースサインを私に向けました。もうそれを見た瞬間ふたりで爆笑してしまい、気が抜けて喧嘩のムードが、ぱぁ。きめるとこはきめとけよっ!(スパイシィチャナ)


カーペット用のローラー式の粘着テープで部屋をお掃除したあと、何気なく部屋の外のモルタル床にローラーを転がしたら、ゴミどころか床の塗料がくっついてきてしまいました。意外と粘着力が強いものなのだなあと途方にくれました。(Roja)


会社のエレベーター。各停車階で、乗ってこようとする方に、上りか、下りか乗りまつがわない様に言ってあげるのが、習慣のようになっていました。閉まりかけた扉の向こうに人影が見えたので、開くボタンを押して「上でーす!」と叫んだ瞬間、気がつきました。そこが、最下階である事に‥‥。ごまかすように、「って、上しかないちゅーねん」と、自分で突っ込みました。(それ以上無い下階に、潜りたい気分でした)


職場に左利きの女性がいて、食事のときなど隣の人と肘が当たらないようにいつも左端の席に座っています。ある日職場のみんなでお昼にスパゲッティを食べに行ったときもいつものように左端に座りました。ところが、食事が始まって、ふと見ると、彼女がフォークを使っているのは右手です。そのことを指摘すると、彼女は不思議そうに何度かフォークを右手と左手で持ちかえて試してから、「あ、ほんとだ。あたしフォークは右手だったのか」今までずっと左手で使っていたと思っていたそうです。(ほんとは両きき?)


今から十数年前のことです。修学旅行の集合場所まで、クラスメートのお父さんが車でおくってくれることになりました。母と二人で待っていたところ、一台の車がやってきました。母は確かめもせず、「ほら、早く行って挨拶しなさい!」と私を急き立て、その車のドアが開くと、自分も「よろしくお願いします」と言って私の荷物を車に入れようとしました。‥‥確かにその車にはクラスメートが乗っていましたが、それは送ってくれることになっていた子ではなく、今までほとんど話したことのない男の子でした。さらに気まずかったのは、その男の子とは同じ班で四泊五日の旅行をほぼ毎日一緒に行動しなければならなかったことです。(トミショウ)


4歳になる姪がお絵かきをしていました。「上手にかけるんだねー」と誉めたら、「くもかけるんだよ」と姪。「くも?、空に浮かんでる雲?」と聞いたら「違うよ」と姪。女の子なのに虫のクモが描けるのか、虫が苦手じゃないなんて、子供だからかな?なんて思いながら姪に「じゃあ、虫のクモの事?」と聞いたら、「違うよ。く、く、く、だよ。くもじゃないよ」と言われてやっとわかりました。姪はお絵かきではなくて、字の練習をしていただけでした。(もう字が書ける年になったのね)


会社の昼休みを利用して銀行へ行った帰り、向こうから、よく見かけるんだけどとっさに名前の出てこない人が歩いてきました。ばっちり目が合ったので、「どうも、こんにちは‥‥」と挨拶したものの、先方も笑顔なんだけど「?」という表情。3秒ほど沈黙した後、気まずくて「え〜っと」と話を切り出そうとしたら先方が「コンビニの店員ですよ」と名乗ってくれました。よく行くコンビニなので、店員さんの顔は覚えているけどさすがに名前までは。別に挨拶しただけだから、悪いことしたわけじゃないしいいんだけど、妙に恥ずかしかったです。(まる)


剣道の試験日。練習が全然うまくいってなかったのでガチガチに緊張しながら受けたら、袴の右っかわに両足を入れてることに気づく。さすがに直せないのでそのまま試験に臨んだら途中で自分の竹刀につばがないことに気づく。けっきょく脳が爆発しグダグダな試験になり終了後先生は憤怒しておりました。その後一躍クラスの人気者に。(剣道という名のコメディー)

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