その704 (2006-01-18)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


テレビのペット番組で「この子はがんばり屋のハムスターですね」と日本獣医師会の人が言っていたので「さすが、見ただけでわかるのか」と感心していたらその後、画面のハムスターの下に字幕で「ジャンガリアン・ハムスター」と出ていました。(まゆみそ)


父が新幹線の乗車券を購入したときの話。受付の人が乗車券を渡しながら「はい、こちら一番良い席です」。えらい愛想ええなあ、と思ってよく見たら「1番E席」でした。そんなに気前良くなかった。(みなみ)


食事中に妻が語り出した。「私、マツモトキヨシになりたかったのはさぁ‥‥」えっ?商売したいってこと?それとも、独創的な人になりたいってこと?と疑問だらけで話の続きを聞いたら、「もともと教師になりたかった」という話だった。(MAD)


バイト先の塾での出来事。生徒の子がよく先生たちあてにお手紙を送ってくれます。大きな紙に私が最初に返事を書き、次の先生にまわしました。「お返事を」「え、モヘンジョ・ダロ?」(小林先生)


朝早くスキー旅行へ向かう車の中、私が「あ、そこの横断歩道を右に曲がって」と言ったところ、運転していた、日ごろおしとやかと噂高い友達は「え?織田無道?うそっ、どこ?」そのまつがいは、仕事の疲れと早起きのせいか?(喝ーっ!)


友人と電話していて私「やるせなすの中村くんが一番好きー」友「エアロスミスの中村くんて誰?」(有実)


聞きまつがいです。町内会の集いで「今度の忘年会におえらいさんが来る」との話に、友人は「えっ!花魁が来るの?」とビックリしていた。(yuiyuiboo)


テレビを見ていたら、SMAPについて話していた。「『四畳半の婿』いいですよね〜」と言っていたので、SMAPもずいぶん渋いタイトルの歌出してるんだなと思っていたら次の瞬間、『夜空の向こう』が流れた。(ミチコ)


息子が唐突に「ハワイ行きたい」と言いました。それも「ハワイ」ではなくて「Hawaii」っていう発音で。へ〜?学校で何か知識を仕入れてきたかなと思って聞いていたら「川、行きたい」でした。(ちひろ)


朝食を食べていた時、ニュースを見ていた姉が一言。「計画的だったみたいだし、怨恨事件かなぁ‥‥」ニュースを聞いてなかった私は「え?蓮根事件?」と聞き返しました。(凶器は蓮根)


いつものようにエフエムを聞きながら仕事をしておりました。かわいい声の女性パーソナリティが突然「体臭くさい」と‥‥。え!仕事の手が止まってしまいました。が、「大収穫祭」の聞きまつがいでした。(匂いが気になるお年頃?)


会社の近くに最近出来たお店に遅めのランチを食べに行きました。サンドウィッチとカフェラテを注文。2階に上がって、ゆっくり食べて、充分に満腹になりました。で、紙くずとともにトレーを返却場所に持って行ったら、お店のおねーさんに「それ、いります」と言われてえ、ゴミなんですけど‥‥捨てちゃまずかったのかな?紙くずと思っていたけど、実は再利用しているのかな?なんて考えていたら、そのおねーさんの後ろから別のおねーさんが来てまたも「それ、いります」。マジで悩んで1秒。ようやく「恐れ入ります」と感謝されていることがわかりました。怒られてるんじゃなくってよかった。(U1-110)


仕事中に席を空け、戻ってきたら机の上に伝言が。折り返し電話をするようにとのこと。そのメモを書いてくれた真後ろの席のオジサンが「あなたはマンションに住んでいるのに犬を飼ってるの?」と聞いてきました。何を突然‥‥と思いつつ、「うちのマンションはペット可ですけど、私は飼ってませんよ」と返事をすると訝しげな顔。そして「さっきの電話の相手が、『土佐犬の件で電話ください』って言ってたんだけど‥‥」と言います。3分ほど考え込んで、やっとわかりました。私が支店に送付していたのは「図書券」。(闘犬は飼わないです)


職場のコピー室でコピーをとっていると、先輩が飛び込んできて私に言いました。「やるの、恥ずかしくないよ!」え?私、何か恥ずかしいようなことをさせられるの!?と、おろおろしていると、そんな私の様子を見た先輩が「こないだ言ってた、一緒にご飯食べに行く日、二十日(はつか)しかないと思うんだけど‥‥」と言い直してくれました。ほっとして自分の聞きまつがいを先輩に話すと「なんだ〜。ホントに眼が真ん丸になってたから、何事かと思ったよ〜」と言われました。だって、どんな恥ずかしいことをさせられるのかと思っちゃったんだもん。(うーたん)


大学で新学期が始まり、O先生が最初の授業で、「今年はシェークスピアの『ジュニア』をやります。教科書は指定の本屋さんで買ってください」とおっしゃいました。シュワルツェネッガーの出てた映画に『ジュニア』ってのがあったなぁ、妊娠するやつ。もしかして、シェークスピアが原作だったのか?などとぼんやり思いながら、指定の本屋さんに行くと、そこは、本が所狭しと積まれた物置みたいなところで、本の山からおばちゃんがぬっと現れました。「O先生の授業の『ジュニア』をください」おばちゃんが山から即座に渡してくれた青い表紙の本には、『TwelfthNight』業界では『TwelfthNight』という作品を『ジュニア』と呼ぶんだなぁ、きっと。と思いながらむかえた次の授業で、O先生が「じゅーにや」とおっしゃったとき、初めて、先生は最初から『十二夜』とおっしゃっていたことに気がついたのでした。(これでも英文科卒)


ある朝、大学の最寄り駅から、大学への直通バスに乗っていたときのこと。音楽を聴きながら、窓の外を流れていく景色を見ていると、「ビビデバビデブー」という声が。はっ?と驚いて、イヤホンを片方外しました。でも、耳をすませどそれらしい声は聞こえない。音量も大きかったし、空耳かな、と外したイヤホンを再びつけようとしたときに聞こえてきたのは、「右に曲がります」自分の耳が心配になりました。(ジョニー)


母に答えにくい質問をされたので、「回答に困る」と、取りあえず答えたら母は「‥‥?」と不思議そうな顔をした。なんだろうと思ったら、母が「かいとう・にこまるって誰?」と言った。勝手に「怪盗ニコ丸」と変換されたらしい。(地下沢昼夜)

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