その710 (2006-01-24)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


海外で仕事しています。運転手が丸一日大変な仕事をいろいろと手伝ってくれたので、ねぎらいの意味をこめて、「hardworker!(働き者だね!)」と言おうと思ったら、「Workharder!(もっと働け)」と言ってしまいました。(海外主任)


まだ若いころ、ある外資系クライアントの社長以下20名くらいの幹部にプレゼンテーションすることになりました。ただひとりの外人の社長のために英語で説明しなくてはならず、前夜から緊張。しゃべり原稿もつくってひとりハーサル。いざ本番のとき、会議室中央に立ち「Goodmorning,LadiesandGentlemen!」とはじめたとたん、外人社長がすかさず「Hey,noLadieshere!?(この部屋には女性はいないよ!?)」たしかに出席者は男性ばかり。会議室はドッと笑いに包まれ、私はペースをしょっぱなから乱され、頭の中は真っ白。以来、この出だし文句はいっさい使えなくなった。トラウマ。(修)


職場の外人のスタッフに「ファックスの設定戻した?」って聞こうとして、「Didyoureturn‥‥(せ、設定?)」と思いつつ、そのまま「settei(設定)」って言っちゃったら通じた。多分「setup」か「setting」って聞こえたということにしておこう。(shipo)


うちの家族で、母だけ英語が話せない。でもカナダへ嫁いだ娘(私)のために英会話を習い始めたらしい。電話をしてくるたびに、うちの旦那と英語で話したがり、少しは上達したと自慢をしていますが、日本から送ってくる小包の住所にはいまだに「KANADA」と書いてある。確かに日本語読みはそうだけど‥‥。(メープルの嫁)


昔、翻訳会社でチェッカー(校正係)をしておりました。よく使っていたアメリカ人翻訳者で、日本語ペラペラ、翻訳も早くてうまくて、チェックがとっても楽だったのがデビッドくん。ある日、英訳を頼み、日本語とつき合わせてチェックしていると、原文にはない「ファッショナブル・ヘッド(おしゃれな頭)」という単語が出てきました。???と思って、よーく原文を探してみると、それはなんと「しゃれこうべ」の訳でした。誤訳なんだけど、妙に感心してしまったのでした。(AQUA)


休暇でサンフランシスコに遊びにきてます。昨日ユニオンスクエアで道に迷ってしまって、英語ができない自分は、日本人を捜してキョロキョロ。しばらくしてやっと日本人らしき若い男女が歩いてきたので話しかけようと思ったんですが、「日本人ですか?」って尋ねるか、もし違った場合のために「AreyouJapanese?」って尋ねるべきか迷っているうちに、すれちがってしまいそうになって慌てて、でかい声で「ア〜ユ〜ジャパン人?」って言ってしまいました。そしたら男性の方が「アイアム・チャイナ人」って答えた。一瞬の沈黙の後、お互いに大笑い。彼は少し日本語ができるらしく、親切に道を教えてくれました。その上、この変な質問と変な答えで意気投合してしまって、美味しい中華のランチに誘ってくれて一緒に食べてきました。(英語でけへんねん)


私はドイツに留学中で、ドイツ人の家族にお世話になっています。そして先日ドイツ語で言いまつがってしまいました。以下の会話はドイツ語です。私「最近ツアリスト(観光者)がたくさんいるね。クリスマス近いからかな?」ホストマザー「え?たくさん?」私「そう、昨日だって3人の男の人に道を聞かれたよ。クリスマスマーケットに行くみたいだったけど」ホ「ほんとうにツアリストだったの?」私「ツアリストだったよ。うまくドイツ語を話せなくて英語で道を聞いてきたから」ホ「それであなたは道を教えたの?」私「教えてあげたよ。皆クリスマスマーケットに行きたいみたいだったし。今の時期はクリスマスマーケットで街が賑わうからたくさんのツアリストがいろんな国から来てるみたい」ホ「ちょっと待ってツアリスト!?」ここでまつがいが発覚しました。私はツアリスト(観光者)と言っていたつもりだったのですが、発音が正しくないためにホストマザーは「テロリスト」と解釈していたのです!上記の会話を「テロリスト」で読んでみてください。ホストマザーが恐ろしい顔をしていた理由がよくわかります。(Rの発音がいまだ下手)


中学生の時の英語の授業で、先生が「get」と言ったら生徒全員で「get」という風に英単語の発音練習をしていました。みんなが発音している中で、庄野(しょうの)くんという男の子が違うことをしていました。それを見つけた先生が「庄野!」と注意したところ、他の生徒全員が「庄野!」失笑が起こった後、何事もなかったように授業は続けられました。(みよこ)


約25年ほど前、父は仕事でロンドンのホテルに滞在していた。パリへ電話を掛けたいので、フロントに「Paris,please.」と依頼したら、つながれたのはロンドン警察だった。(カガミ)

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