その715 (2006-01-29)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


ある深夜、電話の音で起こされました。私も母も飛び起き、同時に電話のある居間に向かいました。母の方が一足早く着き受話器を手に取りました。が、相変わらず着信音は鳴り止みません。と、そこには一生懸命ドライヤーを耳に当て、「もしもし、もしもし」と言う母の姿が‥‥。(ビバ!母上!)


左ハンドルの車の助手席に乗せてもらったとき、駐車場にとまったところで、無意識にエンジンをとめようと、ダッシュボードへ向けて右手を出しました。当然何もないのですが、気づかずキーを回すしぐさまでしてしまいました。動きは空を切りましたが、右手は人差し指と親指でキーをつかむ形になってました。だって自分で運転してるときと景色がいっしょなんだもーん。シートベルトの向きとか。(ぱぴ)


ハミガキ粉つけたての歯ブラシを勢いよくゴミ箱に投げ捨てた方がいらっしゃいましたが、僕はこれまでの人生で、バナナの皮をむいた後に中身の方をゴミ箱に捨てたことが何度もあります。(バナナマン)


ティッシュではなをかんだあと、なぜか洗濯機の方へそのティッシュを投げてしまったのです。(無意識に洗濯機のある場所へわざわざ行ってです)


主人が息子とお好み焼き屋さんに行ったときのことです。店のおばちゃんに、「たこ玉(たこと玉子入り)ね」と注文。するとおばちゃんは、鉄板担当のおっちゃんに「いか玉1つ」と言っています。「いかって言ってるで」「ま、似たものやからええわ」と焼きあがるのを待っていました。焼きあがって食べてみたら‥‥えび玉でした。(せいやん)


両親が温泉の食堂で食券を買ったときの事。まず母が「ラーメン」のボタンをポチッと。そして父が「チャーハン」を‥‥しかしそれは「チューハイ」のボタンだった。意気揚々と店員さんに差し出すと「お味は?」とたずねられた。日頃から体を気遣っている父はすかさず「薄味で!」とのたもうた。(てつ)


昨日、ガソリンスタンドで給油し、プリペイドカードで支払いをしました。店員に「カードをお返しします。残高6230円になります」と言われカードを受け取り、ダッシュボードにカードを入れた後、ぼおっと待っていたら、店員に「あのぉ。終わりましたけど」と言われてしまい、あわててガソリンスタンドから立ち去りました。何を待っていたんでしょう‥‥私。(あやの)


8年ほど前に、バイクに乗っていて交通事故に遭ってしまいました。五叉路の真ん中で、まわりに店が多かったので救急車が来るまでの間に、人がたくさん集まって来たようでした。集まった人たちは、倒れたままの(でも意識はある)私の脱げてしまった靴を拾ってきてくれたり、「手袋(バイク用)脱いだ方がいいんじゃないか?」などと、言ったりしてくれました。言われたとおり手袋を取った後、気を利かせたつもりで私は、倒れた状態のまま靴下も脱いだのでした。手袋を取ったのだから靴下も‥‥とその時は自然に思ったのですが今思い出すと、考えれば考えるほど靴下を脱ぐ必要は、まったくなかったのです。落ち着いていたつもりで、やっぱり事故に遭って舞い上がっていたんだなあ。(話のネタにはなりましたが)


高校受験をひかえた兄の子どもが、お正月も塾の講習に行くらしいと聞いた実家の母は暮れのうちにお年玉をあげました。そして、年が明けて3日に、参考書持参で遊びに来たその孫に、母はうっかりまたお年玉をあげてしまい、数日たって気づいたものの「返して、って言えないよね〜」と父にぼやいたそうです。(えっちゃんのおば)

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