その765 (2006-03-20)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


僕の母は「忠子」という名前です。先日、病院でもらって帰った領収証を見てみると、氏名の欄が「患子」になってました。いくら病院だからって‥‥。(ふう))


以前いた職場に「釜田(かまた)」さんという方がおられました。彼あてに業者さんが「鎌田様」と何度もファックスしてきていたので、「カマはこの字じゃなくてなべ、かまのカマですよ」と教えてあげました。つぎに業者さんが送ってきたファックスは「鍋田様」でした。(建設会社でした)


会社でフチワキさん宛てのFAXを書いていたとき、「フチワキさんの『フチ』って『淵』だっけ?『渕』だっけ?」とか考えながら宛名を書いていたら「淵渕さん」にFAXを送ってしまいました。(ぶちぶち)


私、高橋が、小学生の時のことです。お習字の時間、半紙に「高原」と書いていました。友達とのおしゃべりに夢中になって手だけ動かしていたら、気づくと半紙に大きく「高橋」と書いていました。けっこうハズカシかったです。(高原の高橋)


取引先の山中さんに電話したときのことです。ちょうど目の前には、斉藤商会と書かれた封筒がありました。開口一番、「斉藤さんいらっしゃいますか?」違う、斎藤さんなんていないよ!と気付き、「すいません、高橋さん‥‥」いや高橋さんは辞めた人だ!と慌てふためき、「す、すいません、山中さん‥‥」。(シュウ)


翌日の時差勤務者を書いてあるホワイトボードを見たMさん。翌日の遅番はオダさんでしたが「明日の遅番は‥‥オグちゃんか」長い沈黙のあと、「あ、オダさんだ」と自分に訂正してました。ちなみにこの職場にはここ10年オグラさんなどオグちゃんに該当する人物はおりません。(なお)


私の名前は「まり」です。入社したときの保険証の氏名欄に「ヌリ」と書かれていました。どうして「ヌリ」に‥‥?と思いましたがその保険証を持って総務に行ったら原因がわかりました。すごく元気な女性で威勢のいい字を書くのです。「マリ」が突き抜けると「ヌリ」になるのですね。(今でも会社ではヌリ)


私が友達から聞いた話です。「ゆか」という名前のその子には、70歳くらいのおばあちゃんがいます。まだまだ元気モリモリだそうですが、「ゆか!醤油取って!」と言おうとしたらしいのですが、「剛!(ゆかの父)たけし!(ゆかの叔父)はるじ!(ゆかの祖父)りょうた!(ゆかの兄)‥‥‥‥!すすむ!(となりの家の長男)喜一郎!(すすむの父)‥‥えぇ〜と‥‥ゆか!醤油とって!」と、多分おばあちゃんが知っているほとんどの男性の名前をあげ、やっと「ゆか」の名前を思い出したそうです。(ゆかは女なのに‥‥?)


勤め始めたばかりの外資系の会社で、近くの席にはカステラさんという人がいました。そんなある日、廊下でうろうろしている来客に出くわしました。「どちらの部署に御用ですか?」という私に、一瞬躊躇した後「えっと‥‥マカロニさんとお約束が‥‥」と来客。果たしてそれはカステラさんのことでした。(好物は?カタカナで四文字)


高校生の頃、クラスメートの相馬くんは、先生が「総まとめをします」と言おうとして、「そうま」までいったときに、「はい!」と返事をしてしまいました。(実は30年以上も前の話)

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