その942 (2006-09-13)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


園芸好きな姉と電話で話していた。姉「このごろ近所のご主人がガーデニングに夢中でね、べんきを買ってきて庭に置くって‥‥」私「えっ、便器?」姉「うん、べんき。私も置こうかと思って」私「(‥‥庭の真ん中に洋式便器がドカン!?なんとシュールな世界!何か大きな心境の変化でも?)ほんとに便器?なんで便器?」姉「べ・ん・き!き!だよ、き!」私「?(べんきにしか聞こえない)」姉「座るべんき!」私「便器、座るじゃん」姉「木でできていて、組み立てるベ・ン・チ!」私「な〜んだ(ふつうじゃん!)」(考えるひと)


娘が小学1年生の時、「お母さん、BCG受ける人と受けない人がいるよ。なんで?」と言うので「陽性の人は受けなくていいんだよ。Hちゃんは陽性だから受けなくていいよ」と言うと、娘は「えぇっ!私、陽性だったの?今まで知らなかった‥‥」と非常に驚き神妙な顔で何やら考え込んでいる。「あぁ言い忘れてたね、ゴメンゴメン」と言うと娘は「どうしてそんな大事な事今まで黙ってたの!」と怒り出した。ツベルクリンの結果を言い忘れたくらいでそんなに怒らなくたって‥‥と不思議に思ったが、次の一言で謎が解けた。「私、今まで自分が妖精だなんて知らなかった!人間だと思ってたよ!」‥‥そんな大事な事6年間も黙ってたら、そりゃ怒るよねぇ。(妖精の母より)


先日、彼氏さんが昼寝していて、もしょもしょと目覚めました。「‥‥ねぇ、悪いんだけど、犬小屋を押してくれない?」と言うんです。え!?犬小屋!?犬もいないのに、どこを押せって‥‥?「犬小屋って?」「うん、だから背中」背中?そんな名前のツボなんてあった?「どこらへん?」「真ん中あたり。胃の裏だから、もうちょい下」‥‥胃の裏か。投稿せねばと思いました。(ももくま)


ずいぶん前のこと、ホームステイ先のカナダ人の家からひと月ぶりに未明に日本の母に電話すると、「おかーさん、カンチョーになっちゃってさー!」と興奮気味だが押し殺したような声。元々すぐ具合の悪くなる母なので、私はてっきり病気と思い込み、「えっ!?大変だ、カンチョーってどんな病気?でも浣腸って普通はするものなのに、なっちゃったのかー。大変だ」そこで気を静めて、「浣腸ってさー」とドキドキしながら控えめに病状の探りを入れ始めると、「おとーさんも大喜びでさー!」???その後しばしとんちんかん親子の会話が続き‥‥。実は、カンチョーは館長だったんです。「そりゃ、よかったね」ドキドキした分、あんまりうれしくなかった娘。(せつ)


急な下痢を止める薬を買いに薬局へ。私「すいませーん、便秘を止める薬ください」薬屋さん「‥‥便秘‥‥ですか?」私「はい!便秘です」薬屋さん「‥‥便秘を止める薬ですか?」私「はい!(しつこいなー)」薬屋さん「(考え込みながら)‥‥便秘を止める薬‥‥」こんなやりとりを数回繰り返してようやく自分の言いまつがいに気が付きました。よかった便秘を止めなくて。(ストッパ)

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