その983 (2006-10-24)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


しばらく会っていない友達と電話していた時の話です。友達がいきなり、「俺さ、今すごいオデキなんだよ」と言い出しました。久しぶりに合ってオデキの話かよ、と思いながらも、その後しばらく、ふんふん話を聞いていました。しかし、次第に話が噛み合わなくなってきたので、「オデキができた話だよね?」と確認すると、「バカ、オデキじゃなくてモテ期が来たって話だよ!」(わきこ)


中学の時、お弁当を作ってくれていた祖母が風邪でダウン。その日は学校に売りにくるパン屋さんに注文して、お昼を無事すませました。帰宅すると祖母が「お昼どうしたの?」と聞くので、「パンたのんだよ」と答えたのですが、そばで聞いていた小学生の弟が半べそかいて「お姉ちゃん、ずるいよぉ、自分だけファンタ飲んで〜!」と言うので、「ちがう、ちがう、パンたのんだ、って言ったの」と説明しても「だからずるいってば、僕も飲みたいよ〜」「そうじゃなくて‥‥」そのやりとりはしばらく続きました。(ねこたま)


教育実習中、毎日一番最後に登校していた実習生の1人が、「オレ毎日ビリなんだけど、大丈夫かな?」と言ったのを、私は「オレ毎日ビキニなんだけど、大丈夫かな?」と聞きまつがえ、そんなこと私にカミングアウトされてもな〜と思いながらも「別に脱がなきゃ大丈夫なんじゃないの?」と、とんちんかんなアドバイスをしました。(リスニング苦手な英語担当実習生)


テレビで動物特集を見ていたとき、ラッコを英語で何というかはっきり思い出せず、米国育ちでバイリンガルの夫に「ねぇ、ラッコって、otter?」と聞いてみた。すると夫は「どこに?」と逆質問してくる。そこで、もう一度質問を繰り返すと、「だから、どこに?」と不思議な顔をする。おかしいと思って尋ねると、夫は私が田舎の岐阜弁でラッコの所在を確認すべく「ラッコって(どこかに)おったぁ?」と聞いたと思ったらしい。そんなこと急に聞かないよ‥‥。(のらぞう)


フィリピンで休暇を過ごし、帰ってきたときのこと。空港の手荷物検査でとめられました。検査官「どちらに行ってこられました?マニラからですか?」私「イロイロ(Iloilo)です」検査官「ふーん、いろいろですか。たとえばどこですか?」私「いろいろし(Iloilo市)に行ってきたんです。」検査官「ちょっとかばんを開けてみてくれますか?あちこちにお友達がいらっしゃるんですか?」私「いいえ、一箇所で過ごしていました」検査官「そこでいろいろ、何していらしたんですか?」私「ですから、イロイロっていう町に行っていたんです」検査官「えー、そんなところがあるんですかー?」と言いつつ、一人で行ったのかとか、何か持っていってくれと頼まれなかったかとか、疑いの眼。後でしっかり地図見て勉強しとけ!(世界遺産だってある所だぞ)


中学時代、僕が友人宅に電話したときのこと。「○○(苗字)くん、お願いします!」「ああ、こういちね」「あ、いえ、中1です!」こういちくんに3つ違いのお兄さんがいるとまつがえた僕でした。(今は大学2年生)

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