蒸す準備です。

実家で蒸し羊羹のつくりかたを教わってる武井です。

いよいよ型に流し込んで蒸します。

これ、ぜんぜん知らなかったなあ。
まず木枠。桧でつくるそうですが、ずいぶん使い込んだ感じ。
業務用はもっとでっかい。
これは家でつくる用に誂えたもので、かれこれ30年以上使ってるもの。

「けどな、あたらしい木枠は、 羊羹に匂いがうつるでな」
ううむ、じゃ、あたらしいの買うなり誂えたりすると、そうなっちゃうじゃない?
「ま、そういうもんだ」と言いますが。
(あ、昨今はステンレス製になってるみたいです。
 ぼくも木枠でつくってみたいけどねー。)

さて、蒸し器の上に、簾(すだれ。巻き簀です)、木枠、そして、濡れたふきん(さらし)をおき、金ベラでととのえます。
この作業はなんでもないようでいてじつはけっこう熟練の技だそうです。


前へ 次へ
目次へ    
友だちに教える
感想を送る
ほぼ日のTOPへ