『ジョゼと虎と魚たち』

切ないラブストーリーつながりで、田辺聖子原作の『ジョゼと虎と魚たち』を紹介します。

足が不自由で、ほとんど外出したことがないジョゼと、大学生の恒夫のピュアで切ないラブ・ストーリー。

アルバイト帰りの朝、近所で噂になっている老婆が押す乳母車と遭遇。
その中に入っていた少女がジョゼだった。
この出会いがきっかけで交流を始めた恒夫は、彼女の不思議な魅力に次第に惹かれていく。

恋する2人の描写がとても素敵。
映画のラストに近づくにつれて、ジョゼと恒夫の気持ちに変化が表れるのですが、この恋の行方に何か気づきはじめたジョゼの心情が、見事に演じられています。
ああ、せつなくて、胸がいたい。

(かいとも)

前へ 次へ

目次へ    
友だちに教える
感想を送る
ほぼ日のTOPへ