「でんでん太鼓事件」

ほぼにちわ。

ばあやでございます。

花は1日一通のおたよりを書くのがせいいっぱいですが、ばあやはぽろりぽろりと思い出しておたよりさせていただくかもしれません。

というわけで今日は2通め、です。

これは、花がうちにきて間もない頃の写真です。

トイプードルと同じくらいの大きさだったのです。
しかしこの顔・・・やんちゃ、丸出し。
好奇心丸出し。
子どもの顔です。

忘れもしない大事件がこの頃ありました。

仕事から帰ってきたら、いつも、信じられないほどの勢いで走ってくる花がいない。

シーンと静まり返った部屋。

おかしい・・・おかしい・・・なにかがおかしい・・

わたしは寝室のドアを開けました。

呆然。

そこにはぽっかりと穴が。

穴が穴が穴が穴が壁にぽっかりと。

そしてその中に茶色いはずの犬・・・

茶色いはずの犬は壁に穴をあけたため半分白い犬に変身していました。

顔と体半分が真っ白。

その穴の中に入ってでんでん太鼓のように暴れはじめた。

わたしは静かにドアをしめ思いました。
「今のは、みなかったことにしよう」

でんでん太鼓の音は、ますます鳴り響き・・わたしは床に倒れこむ。

こんな日々だったのです。

結局、じゅうたんをすべてはがし板を張りなおし壁も作り直しリフォームせざるを得なくなりました。

すべては私の無知がいけない。
しかし花も、想像を絶する元気さでした。

みなさん。
ラブはおりこうですが・・盲導犬になれるのはほんとにほんとにほんの一握り。

はああ・・・・。

ばあやの回想より。

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