ほぼ日 - はなちゃんの夏休み。2013

ばあやでございます

みなさま、ほぼにちは。

猛暑です。すこし暑さの和らぐ日もありますが、でも、やはりの猛暑です。いかがお過ごしでしょうか。

いつもこの連載を見て下さり、応援して下さり、ありがとうございます。
この春には、書籍にもなり、沢山の方々から優しい感想を頂きました。

ふらりと立ち寄った書店で、
「はなちゃんの夏休み。」というタイトルを目にすると、うわ～、本になってる～、と人ごとのように・・びっくりしたり、ドキドキしたり。
そのくらい、この連載は、私の毎日の素の部分が満載でございます。
おはずかしい。

それでも続けてしまうのは、やはり、ほぼ日刊イトイ新聞という、だいすきな場所にいられる幸せと、客観的に、「動物と暮らす生活」を眺められるから、かもしれません。

この夏は、花も言っているとおり花の大好きな、ドックトレーナーの
「いなおさん」の「山の家」に八月まるまる滞在するという贅沢な計画がありまして。
花だけでございます。
わたくし、猫たちもいるので、東京を離れられません。

稲尾さんの山の家には、昨年もお世話になったのですが、やはり12歳のラブラドールにとって、東京の猛暑は、実に過酷でして・・・散歩に行くタイミングは、早朝か、夜中しかありません。
山の家は、避暑地なので、ずいぶん体も楽だと思うのです。

加えて、花の大好きな、犬のボーイフレンド、銀二とゼロ
（ふたりともものすごくかっこいいシェパードです！）
とも走り回ったり出来ますしね。

一カ月離れるのは私は寂しいですが、でも、花の嬉しそうな顔を見ていると、やはり稲尾さんにお世話になろう、と決めました。

そういう訳でございます。
楽しみにしてくださっていた方々・・・ごめんなさい今年は、おやすみさせてください。

花は、12歳になり、不思議なくらいますます元気です。
実は、少し前に目の手術をしました角膜潰瘍という目に出来る傷が、目薬では全く治らず、手術に踏み切りました。

二週間ほど、右目の瞼が縫い合わされており、少し痛々しかったのですが、でも、花はそんなときでも、変わらずの食欲と元気で。

今はすっかり綺麗な、澄み切った目をして、楽しそうに笑っています。

ダイエットをしたのもあるかもしれません。
椎間板ヘルニアという持病があるために太るのは御法度で、手作りのフードや、市販のダイエットフードを与えています。
１キロ半ほど体重が減り腰への負担が軽減し、そのせいなのか、軽やかに、スキップするように歩いております。

去年の夏は、歩くたびに、足を引きずる音や、爪が地面とこすれる音がして心が痛みましたが、今は、ルンルンルン、と鼻歌が聞こえてきそうな感じです。

猫たちも元気にしております。

長老のアンジェは、腎臓がやはり弱くて、私が毎日、皮下点滴をしております。
そんな生活は、実はもう、半年以上になります。

最初はこの、皮下点滴を自分でするということが怖くて不安で仕方が無かったのですが。
今は、すっかり「皮下点滴のプロ」みたいになりました、私。
アンジェは、日々変動はありますが、でも、不思議なくらい、穏やかな顔で、元気にすごしています。
大丈夫です。

年を重ねてくると、いろいろありますね、動物も、人間も。

そのことを受け入れながら、でも前向きに、笑って過ごしたいと思っています。

長くなりました・・。

みなさまの夏が、素敵なことであふれていますように。
笑顔がたくさんありますように。

またおたよりしますね。
いつも本当に、ありがとうございます。

2013年　７月。　　　　　　　　　　ばあやこと　石田ゆり子より。

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