おふやかし。
ぶいちゃん、はなちゃんですよ。
かぜひいてませんか。
どすこいおやじに、秋じゃないといわれて、はなちゃんは「どうよう」しています。
こんなときは、ごはんにかぎります。
だいどころにいったら、ばあやがはなちゃんのごはんを「ふやかす」ところでした。
さいきん、おなかが弱くなったりするので、ばあやがくふうしているのです。
ねこのびすくが、ごみばこの上に座っています。
びすくは、勝手に、ふゆげになっています。
「お散歩もしないし、ずっとおうちにいるのに、 ふゆげになるひつようないのに」
と、はなちゃんは、ないしんおもっています。
ばあやは、びすくをだっこして、
「自分の考えで、毎年冬毛になってえらいね」
といっています。
はなちゃんだって、さりげなくふゆげになっているのに、ほめられません。
ぶいちゃん。
よのなかままならないです。
へいじょうしんは、よろこびをつれてくる。
きょうも、しあわせな、おかおで。
はなちゃんより。
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