[星野]
うーーーん‥‥。
やっぱりちょっと、こう、
「人気」は気になるよね、でも。



[ハマケン]
うん。

[星野]
「男に買ってもらいたい」にしてもだよ。

[ハマケン]
そうだね。
かわいくしたほうがいいのかな、もっと。

[星野]
‥‥キャラクターとか、どうだろう。

[ハマケン]
キャラクター‥‥。
あ、そうだ、サケロックには
「ホニャチン」がいるじゃないですか。



[ほぼ日]
ホニャチン。
サケロックのＤＶＤとかに出てきますよね。
絵は大原大次郎さん。

[星野]
じゃあさ、ぜんぶ大原さんに頼んじゃおうか、もう。

[ほぼ日]
いやいや（笑）、それではあの、いわゆる「丸投げ」になりますので。
お願いするにしても何かプロデュースを‥‥。

[星野]
そうですよねー。
どういうホニャチンにするかは考えないと。

[ハマケン]
ホニャチンが鼻をほじってるハラマキとか、いいと思うんだけど。

[星野]
「ホニャチンの一生」は？
ほら、ハラマキだから、走馬灯のように。

[ハマケン]
走馬灯！
死んじゃうまでの、たのしかった思い出を。

[星野]
なんか（描く）こんな感じで、鼻をほじってたら死んじゃって、埋められたとこからお花が咲いてきて。




[ほぼ日]
人生ですね。

[星野]
それか、もう、人間の一生にしちゃうっていうのは？

[ハマケン]
人間でいくんだったらさ、おれの生まれてから死ぬまでにすれば？

[星野]
ハマケンの？

[ハマケン]
そう、おれの。

[星野]
ハマケンの人生ハラマキ！（笑）

[ハマケン]
そう。

[星野]
精子と卵子が出会うところから、ハマケンが生まれ、亡くなるまでを一周で。

[ハマケン]
幼稚園に入りました、とか、初恋とか、おじいさん時代とか、ぜんぶ入れてほしい。

[星野]
さいごは何で死ぬの？

[ハマケン]
ん？　なんだろう？

[星野]
やっぱりあれだ、けっこう壮絶なんだよ。
「浮気して刺される」とか。

[ハマケン]
‥‥それ、カッコイイかもしんない。



[ほぼ日]
あのぉ、でもですね、ハラマキ一周でそんなに多くの情報は、入りきらない気がするんですが‥‥。

[ハマケン]
そうかぁ、でも物語になってるのはすごくいいと思う。

[星野]
あれですよ、『ハマケン物語』を
「ほぼ日」で連載するんですよ。
大原さんのイラストで。

[ほぼ日]
『ハマケン物語』を連載。

[星野]
で、ハマケンの人生にみんなが興味をもって、浮気がばれて刺されて、いよいよ次は最終回っていうときに、その最終回をハラマキにする。

[ほぼ日]
‥‥え？

[星野]
つまり、
「ハマケン物語の最終回は　ハラマキで読めます！」っていう。

[ハマケン]
あーー！

[星野]
最終回が読めるのは、ハラマキだけ（笑）。

[ハマケン]
ハラマキが最終回なんだ！！

[星野]
そう、「最終話ハラマキ」。



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