上司や先輩などの心に残る言葉は?

●社会人の一年目、あれこれと先輩から指導を受けて新しい事を覚えるのに必死の毎日でした。
当然ミスもたくさんありました。
そんなある日、先輩から
「叩かれても叩かれても 伸びてくる子やなぁ」と笑顔で言われました。
あれから20年近く経ちますが、ときどき、この言葉を思い出します。
そして「まだまだ伸びてやるぞ」と思います。

くり (30代・女性・会社員)

●仕事で失敗が続いて、悩んでいたとき。
黙ってその失敗のフォローを先輩がしてくれていて、あまりにも申し訳なくて
「本当に申し訳ありません、自分が情けないです」
と謝罪したら、
「失敗するのは それだけいろんな仕事にチャレンジしているから。
 あなたがそれで成長してくれるなら、 いくらだってフォローするから。
 失敗から何を学ぶのか、そこが大事」
今では失敗もだいぶ少なくなりましたが、この言葉があっての今の私だと思っています。

まい (20代・女性・公務員)

●学生時代のアルバイト中にお客さまから言われた言葉で、今でも忘れられないものがあります。
ひとつは「あなたの行動には感謝してらしたよ」。
私の失敗でお客さまにジュースをこぼしてしまい、ジーパンと靴下を濡らしてしまいました。
私は必死にお客さまに謝り、濡れた靴下を新品に取り換え
(自分の判断で 近くの店で自腹で購入したものを お渡ししました)、また来店しようと思ってもらえるように対応したのですが、結局、お帰りになるまでお客さまの怒りはおさまりませんでした。
自分の凡ミスと店に迷惑をかけたことがショックで‥‥。
でも、その一部始終を見ていた別のお客さまから上の言葉をかけていただいたのです。
「さっきのお客さんは、 あなたのミスに対して ひとつもフォローしようとしなかった 店長に対して怒ってたんだから。
 あなたの対応は 正しかったんだよ」と。
それまで我慢していた涙が止まらなくなったことを憶えています。
もうひとつが
「おねえちゃんがいるから、 ここに来るんだよ」
自分が何にも役に立っていないのではないか、と悩んでいたときにお客さまにいただいた言葉です。
私なんかでも誰かの役に立っているのかな、と心が温かくなりました。

ミニラ (30代・女性・会社員)

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