貴重な「失敗」の経験がありますか?

●旅行会社に勤めています。
たしか、2年目でしたでしょうか?

ハワイへ「出張」するお客さまの航空券予約をしたのですが、なんと違う島へ向かう飛行機を手配してしまったんです‥‥。

「ハワイ島」と「マウイ島」だったか、
「カウアイ島」だったかもうどことどこを間違えたかさえまったく覚えていないんですけど。。

でも、なぜかそのお客さまは、もう、ぜーんぜん、怒ってらっしゃらなくて。
お菓子を持ってお詫びにいったんですけど、
「いやぁ、びっくりしましたけど、 だいじょうぶですーはっはっは!」

社会人最大のミスでした。

むらさんきち (30代・女性・会社員)

●以前の勤め先でのことですが、接客業にもかかわらず、お客さまの名前を間違って覚え、ご本人を、その間違った名前でお呼びするという、ありえないミスをしました。

日本人の「日向野(ひがの)さん」を外国籍の「ヒガロさん」と間違ってしまっていたのです。
実は、面と向かってお呼びしただけではなく、受け渡し伝票に「ヒガロ様」と記名してお渡しするところまでやってしまっていました。

日向野さんは、とても優しい方で、顔をしかめることも一度もなさらず、笑顔で伝票を受け取って帰られ、引渡しの際にも何食わぬ顔でいらっしゃったので、実際に、店長との雑談で間違いに気づくまで、私はずっと「ヒガロさん」として接してしまっていました。

やっと気がついたころに、私が異動になってしまったので、ひとこともお詫びができなかったことが、今でも悔やまれます。

缶 (30代・女性・自営業)

●つい最近やってしまったミスです。
私の仕事は接客業で他の窓口にお客様がいらっしゃっていて、自分の業務に関する問い合わせをされてました。
かなり混雑していた状態で、そのお問い合わせのお客様の順番までなかなか来ないため、イライラされての問い合わせの様子。

ちょこっと答えるだけならと、あまり私の業務に詳しくない他の窓口のアルバイト社員を介していろいろ問い合わせに答えていたのですが、私も自分の手持ちの仕事をしながらだったのでお客さまの顔は全く見えない状態。

ちょっと時間をおいてから、再度アルバイト社員からそのお客様の件に関して質問があったとき、もうお客様は帰られていらっしゃると勘違いし
「えーっ、それって どうしてうちに来るのかなぁ?」とかなり大きな声で言ってしまいました。

「ちょっと!
 わざわざこっちは来ているのに、 どういうこと!  責任者を出しなさい!」

そのお客様は、完全に私の死角に入っていただけでアルバイト社員の目の前に立っていたのでした。

「申し訳ありません!」とそれ以上申し開きをせず、上司に事情を説明し、代わりに対応をお願いしました。

何とかお客様にはご理解いただいたうえでお帰りいただきましたが、十数年接客業をしてきた中でいちばんの大失敗でした。

大事なお問い合わせだからこそ、少しお待ちいただいても自分自身が直接応対すべきだったと反省しています。

JILLY (30代・女性・会社員)

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