上司や先輩などの心に残る言葉は?

●入社後2〜3ヶ月たったころでした。
当時の私は、上司や先輩に言われた仕事をこなすだけ。
それでも毎日が刺激的ではありましたが、ある日
「この作業、終わりました。
 次は何をしたらいいですか?」といつものように聞いたのです。
すると、4年ほど先輩が軽く、歌うように、言ったのです。
「仕事は自分でつくるもの」
ああ、そうかーっ。
たしかにそのほうが、よっぽどおもしろい。
でも何でも作ればいいってモンじゃないよね。
それじゃ、えーっと‥‥。
「しごと」というものに目覚めた瞬間でした。
OLとしての雑務から営業ウーマンとしての商談など、関わることぜーんぶ、作ったる!
この時のうれしい衝撃は30年あまりの社会人としての生活をかなり前向きにしてくれています。

(50代・女性・アルバイト)

●トラブルがあって、お客さまに頭を下げるのはつらいもの。
上司にどのように向き合っているのか質問したところ、
「まず、殺されることはないから安心しろ」
との答えが。
嫌なことがあっても、冷静に対応する必要がある。
今でも、ことあるごとに思い起こしています。

こう (30代・男性・会社員)

●美容師1年生のときにお客さまからいただいた言葉です。
「ステキな仕事に就いたわね。
 手は心、気持ちを伝えるもの。
 髪はそれをいちばん敏感に感じるものなのよ」
当時ミーハーだった私はただ単に「ステキな言葉」としか思ってませんでした。
しかし、思えば、すごい言葉です。
「お客さまはすべてお見通し」
ということですから。
いくら口できれいごと並べても適当にやってしまえばわかってしまう。
けど、あったかい気持ちをちゃんと込めれば、ちゃんと伝わる。
そう信じて、一人ひとりのお客さまを大切にさせていただいています。

たんぽぽ (30代・女性・自営業)

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