第6回更新


私は中学生まで、ラジオのAMが無料でFMが有料だとかんつがいしてました。だから、友達がFMラジオトークで盛り上がってる時なんかに「みんなお金持ちなんだなぁ〜」なんてぼんやり思ってました。
(かえ)


昔のFMって、AMにくらべてものすごく音がよかったりしたしね。今日もこんな「かんつがい」をたくさんお届けいたします。


私は30歳すぎまで、二百三高地は青森あたりの県境にあって、白虎隊はそこで凍死したと信じてました。
(山は死にますか?)


ええと、どこから突っ込めばいいんだ。


アンパンマンに出てくる「バタコさん」ですが、子供のころずっと「バタコ」という名字の男性だと思ってまして、「金子さん」と同じアクセントで呼んでました。
(シノ)


「課長、夏のセール企画の件、どうします?」
「あ、それ、営業のバタコくんに相談してみて」
「またバタコさんッスか」
「ああいうの得意だからさ、バタコくん」
「わっかりましたー」
「なに、なに、なんの話?」
「あっ、バタコさん」
「バタコくん、ちょっと相談のってくれる?」
なにがなんだかわからんわい。


子供のころ車で出かけた帰り道。ウィンカーと同じ方向に父の運転する車が曲がって、曲がって我が家に到着していたのであぁ、車ってうちの場所覚えていて、どこからだって道案内してくれているんだ‥‥!って思ってました。
(千香)


ウィンカーに導かれるまま、車は我が家へ。「ナイト2000」かっちゅうの。


小さいころ、「中曽根総理大臣→長袖総理大臣」と信じていました。きっと、半袖総理大臣もいるものだと‥‥。
(総理大臣はみんな長袖)


あと、七分袖官房長官とか、ノースリーブ国務長官とか。「ない袖は振れない解散」ってのはどう?


小学生のころ、ニラは稲の苗だと思っていました。根元のほうを持って、植える真似をしたことがあります。
(numako)


似てる。たしかに似てる。苗床で田植えに備えるイネの苗は、イメージ的にニラに似てる。


子供向けの物語に良く出てくる「継母」。血がつながらないお母さんが「ママハハ」なら、同じ条件のお父さんは「パパチチ」だと思っていました。それを口にして家族に笑われ、間違いに気づいたのは小学校4年生の時でした。
(tonami)


そもそも「ママハハ」が音としておもしろすぎるんだよな。ほっとけないよ、「ママハハ」は。


私は子供のころ、サンタさんは普段は閻魔さまをやっていて、クリスマスだけサンタさんになるのだと思っていました。
(くしべにひば)


サンタさん、裏表、ありすぎ!


私は幼稚園の頃「女の子はお母さんが生む。 男の子はお父さんが生む」と思い込んでいました。そのために男の人と女の人は結婚するんだと思ってました。私は二人姉妹で、ある日母に「弟がほしい」と言ったんです。そしたら母が「お父さんに聞いてみなくちゃね」と言うから、普通に
「ああ、そうだよね。お父さん、 赤ちゃん生みに病院に行くなら 会社休まなきゃいけないもんね」と言って、勘違いが発覚。男の子も女の子もお母さんが生むというのは、子供心に衝撃的でした。だって、おとなの男とおとなの女って犬と猫くらい見た目が違うじゃないですか。お母さんが男の子も女の子も生むというのは、犬も猫も犬が生む、というくらいおかしなことのように感じたんです。
(かおり)


前半のなんとなく微笑ましい感じのエピソードが後半一転、男と女は犬と猫ぐらい違うぞと半ギレする問題作。


お祭りの帰り道、たぶん小学3年か4年生だったと思います。明るく帰り道を照らしていた満月を暗い雲が隠して、じわーっと暗くしていった時、はじめて気がつきました。夜にもお天気があって、晴れたり、曇ったり、があることを! だって夜は暗くなるでしょ?だから太陽が沈んだら、もう暗いだけで天気なんて関係ないと思っていたのでした。夜だって雨とか降るのにね。
(毛糸玉)


これ、好きだわぁ。


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