2012/08/13
オリンピックのある風景 (1/1)



デジタル時計の「0:06」の表示を見て、ヤバい、あと6秒しかないっと思った私。
柔道モード抜けず。
(ku-ya)

大丈夫、6秒あれば追いつける。
フェンシングモード抜けず。



スポーツ観戦が大好きだった祖母は、90歳過ぎてサッカーに目覚め、真夜中にワールドカップに夢中になっていたものでした。
亡くなって十年以上経ちますが、いまだに我が家ではおばあちゃんならこう言うよね、と、盛り上がります。
生前には女子サッカーはテレビでは見られなかったので、今夜なら、きっと、
「おなーごが、ぎゃんことばして!!」
(女性がこんなことをして! といった意味)
と、顔をしかめながら、でも嬉しそうに、キャーキャー応援することと思います。
なでしこがんばれ!!!
(佐賀より のぶこ)

ちょっと前に来ていたこのメールを特別に掲載してしまうのは、この「のぶこ」さんがミタゾペディアにも載ってるぼくのほんとうの従姉妹の「のぶちゃん」で、つまり、その、「スポーツ観戦大好きだった祖母」がぼくのじつの祖母でもあるからです。
‥‥思い出したよ、のぶちゃん。
夏休み、おばあちゃんちに帰省すると、かならず高校野球がテレビに映ってたことを。
もう、どんどん芋づる式に記憶がよみがえってくるけど、おばあちゃんちでぼくが熱心に応援してたのは長崎・海星高校の酒井投手だった。
年上の従兄弟のノリくんが応援してたからいっしょに応援したんだ。
調べてみたら、あれは1976年の高校野球だ(8歳!)。
そしてぼくは同じおばあちゃんちでオリンピックのバレーボールを、今回のロンドンの日韓戦と同じようにものすごくドキドキしながら観た記憶があるんだけど、あれはモントリオールオリンピックだ。
女子バレーが金メダルをとった試合だ。
モントリオールオリンピックは、酒井投手が甲子園に出たのと同じ1976年開催。
たぶん、8歳のあの夏が、ぼくのスポーツ観戦の原点です。
そして、90歳を過ぎてサッカーに目覚めた祖母の娘、つまりぼくの母は、ここ数年でサッカーに詳しくなりどういうわけかA代表に関してはぼくより詳しい。
長くなりましたけど、ああ、そうかと思ったのは、ぼくのスポーツ観戦は、お祖母ちゃんから、続いてきたものだったのだなぁ、と。
また、今回のロンドンの女子バレーの、中国との準々決勝、そして韓国との3位決定戦が妙に自分の根幹に響くような生々しさを伴ったのは、8歳のときの「メダルのかかったバレーを観る感じ」がぼくのなかに残っていたからだろうなあと。
深夜になにかいろいろつながったものだから、思わずこんなに書き散らかしてしまいました。
メールをありがとう、のぶちゃん。
叔父さんと叔母さんによろしくねー。


窓から「ピピピッ、ピピピッ」とアラーム音が聞こえたので、
「近所でも誰か 閉会式を見る為起きたのか」と思って居間に行ったら、妹だった。


早朝に、寝ぼけ眼の姉妹。
居間で会い、おはよう、と。
はじまるよー、閉会式!



前へ 次へ


友だちに教える
目次へ
ほぼ日のTOPへ