どうしても、聞いてほしい。 わたしが知るかぎりくんは社内でもTOP3を争う、気をつかうひとです。 だいたいのことを 「いいんじゃないですか」と受け入れてくれますし、じぶんからなにかを主張することはほとんどありません。 そんな西田くんがさきほど打ち合わせしている会議室に入ってきました。 「さん、ずっと探していたんです。 どうしても聞いてほしくって、 お客さんがいない、 社内の打ち合わせだったら、 のりこもうと思って、来ちゃいました」 という前のめりっぷりです。 そして打ち合わせを終えて、デスクにもどってきたらまた西田くんがやってきました。 「こんなに永田さんのところに来たら 嫌われるかもしれないんですけど‥‥」 と気を使っているのですが、それでもあふれる思いが止まらないようで、永田さんを爆笑させながらひとしきり、思いのたけを話し、 「また来ます」 と言って去って行きました。 めったに見ることができない彼の熱が、いろいろとうまく着地することをねがうばかりです。 2015/02/27 17:15 |
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