好きなことしていいよ

この「活版のグラデーション」は機械の微調整をくりかえして気の遠くなるような作業を経て完成したものだそうです。
最後の「漆黒の山」は特に難しかったのだとか。

ホンマタカシさんの展覧会のサテライト会場、という私の勝手で安直なイメージに対し、変化球のような展示だったので少々驚きつつ、どうしてこの山の写真を飾ることになったのか聞いてみました。
これはホンマタカシさんの指示ですか?

「いえ、ホンマさんは 写真はいくらでもあげるから、 好きなことしていいよ、と おっしゃいました。
 ぼくらもそんなことを言われるのは はじめてだったので、 どうしたものか、と。
 で、ぼくらの活版印刷を使って 一枚の写真でやりたいです、と 提案したんです。
 まさかこんな妙な案が 通るとも思ってなかったのですが、 いいよとおっしゃってくださって。
 こうして実現しました」

2011/05/12 16:47

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