2007.10.24
フードスタイリスト飯島奈美さんのおいしそうな使い方。(1/2)
「フードスタイリストの飯島奈美さんも
ほぼ日手帳を使っていたよ」と
ほぼ日のスタッフが教えてくれました。
「かもめとめがねのおいしいごはん。」に
ご登場いただいたときのように
おいしいごはんについてなにか書いてあるかな?
と思って話を伺ってみたところ、
いろいろな話が出てきました。
撮影の裏話やおいしいレシピもあわせて
どうぞお楽しみください!
フードスタイリストの手帳は
食べものにまつわることだらけ!
[ ーー ]
今日は手帳の話や
なにかおいしいものの話が伺えるかなぁ、と
楽しみにしていました!
[ 飯島 ]
(笑)よろしくお願いします。
食べものにまつわるもの、多いかもしれないです。
1日のページにはお仕事のスケジュールや
必要な連絡先を書いていたりするんですよね。
たとえばセブンイレブンの電話番号。
映画『めがね』の撮影で使った
目玉焼きの卵はロケをしていた与論島では
みんな家庭用に食べてしまっているのか
新鮮な地卵が売っていなかったんです。
そこで東京のセブンイレブンに電話で手配をして
事務所のものに買って宅配便で送ってもらいました。
セブンイレブンは卵の流通がいいので
新鮮な卵が手に入るんですよ。
宅配の離島翌日便みたいなのに乗せると、
送料は5000円かかるんですけど(笑)。
[ ーー ]
へぇー!!
[ 飯島 ]
伊勢エビの調達も大変だったんです。
地元の海女さんが
急に風邪引いて潜れないって言われたんです。
「大変ですね」って言いつつ、
慌てて沖縄の公設市場に電話をして
送ってもらったりしました。
あと、皮付きレンコンやサヤに入ったソラマメも
現地に売っていなかったんです。
雨で撮影が流れたりしたので
東京から、3回ぐらい送ってもらったかな。
そんなものを取り寄せるための
電話番号も1日ページに書いてあります(笑)。
他にもテレビを見て、
私も作ってみようと思うものや
自分で作ったレシピを書いています。
(手帳をめくりながら)
あ、これはいいですよ、ニラタマをつくるとき。
シイタケを薄切りにして油でしっかり焼くんですよ。
1回水が出て、それも飛ぶぐらいに
じっくりゆっくり炒めると、
すっごく濃い味のシイタケになるんです。
それをニラタマに入れて焼くだけなんですけど(笑)。
[ ーー ]
おいしそう!
[ 飯島 ]
他にも撮影で、
ある食品をどうやって見せるといいか、
そのときどうしたかということも書いてますね。
たとえばビールの撮影で
サザエを焼いたんですけど
煙をいい感じにだすために
いろいろと工夫したときのこととか。
[ ーー ]
フードスタイリストというお仕事のことが
少しずつわかってくる気がします。
想像していた以上に
食べ物にまつわるあらゆる情報が入っていますね。
[ 飯島 ]
そうですね。
ほんとうに食べ物だらけ(笑)。
打ち合わせのときに
おいしい肉マンを薦められたことや
おいしかったお店のメニュー、
ここいいな、ってお店の名刺を貼ったり。
レシピも、コツも、お店の名前も、
すぐ忘れちゃうので手帳に書いてあるんですね。
そうそう。
私、いつも色鉛筆を持っているんです。
おいしいお店は紫にしておくとか決めておけば、
もしかしてもっとわかるかなと思って。
パラパラと見たとき、
「あ、黄色だ」っていうように。
まだそんなにやっていないんですけど、
ちゃんできたら
レストランやレシピとか見つけやすいですね。
[ ーー ]
確かに見つけやすいし、ぱっと見てわかりますね!
カバーには領収書、切手、ナフキンの折り方‥‥
[ 飯島 ]
手帳カバーのポケットにもいろいろ入れています。
見ようと思っている映画のチラシや
名刺もいっぱい入っていますし、
領収書もまとめていれてあります。
あと、精算をしたものを外の方に送ることが多いので、
手紙の重さと郵便料金がわかる表も大切です。
[ ーー ]
標準郵便料金、ちょうどカードサイズなんですね。
送る用の切手もどこかに入っていませんか?
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