ほぼ日手帳CLUB

2007.11.30
栃木ＳＣ監督柱谷幸一さんの手帳！（後編）

昨日の手帳クラブでは元サッカー日本代表の柱谷幸一さんが　フリーの解説者のときにどのように手帳を使っていたか教えていただきました。
さて、７月１日にJFL傘下の栃木ＳＣ（栃木サッカークラブ）の監督に就任してからは手帳の中身はどのように変わったのでしょうか？

[ ーー ]
今年の７月から栃木ＳＣの監督に就任をされて生活や手帳の中もけっこう変わったのではないでしょうか？

[ 柱谷 ]
そうですね。
まずフリーのときに書いてあった電車の乗り継ぎメモはほとんどないです（笑）。
何時に駅に集合って言われた場所に行くとマネージャーが全部チケットを用意してくれていますから。
手帳に書かなくても「２時　宇都宮駅」と覚えておけば、大丈夫。
７月からは青色で練習のスケジュールを書いて休みのところは赤で「フリー」と書いて、大学リーグなどを見に行ったりしています。
まあ、規則正しい生活と言えますね。

[ ーー ]
監督のお仕事というのは、かなり規則正しいものなのですね。

[ 柱谷 ]
監督をしているとまずチームの練習時間が決まっているので、それ以外の時間は試合を見たり練習メニュー考えたりすることにほとんどの時間を使っているんです。

[ ーー ]
練習メニューはどのように書いているんですか？

[ 柱谷 ]
ぼくは感覚的に練習をやってしまうので、バインダーにはさんである裏紙を使ってメニューをパーッと書いてしまいます。
このチームにはプロとアマチュアの選手がいるので毎日練習に参加する人数が違うんです。
22人だったり24人だったりするので、練習に来てから人数を確認してからその場でメニューを組んでいるんです。

[ ーー ]
（笑）意外とあっさりしてるんですね。
試合の戦略などはどのように書いているのでしょうか。

[ 柱谷 ]
それはノートに書いてあります。
98年のワールドカップに行ったときにフランスで見つけたすごく好きなノートがあって、ずっと同じ種類のものを使っているんですよ。
正方形サイズで方眼で線を横にも縦にも引けて、文字も書ける。
試合のミーティングのメンバーや練習メニュー、大学リーグを見に行ったときには並び方や動き、気になる選手の名前も書いています。

ほぼ日手帳も方眼になっているので、あまりスペースがないところで書くときは手帳に書くこともあります。
でも基本はこのノートに書いて手帳はもう少し個人的なことを書いていますね。
監督に就任してからは練習のスケジュールばかりで白いページばかりが目立つけれど‥‥

いつも火曜日にみんなでウェイトトレーニングをやるので、そのときに体重計、脂肪計に乗った結果を挟んでいたり。
自分の中でリミットがあって、それを超えると、ちょっとトレーニングしないと、って思うんです。
やっぱり自分が健康じゃないといけないですからね。
ちなみに現役時代と体重は変わっていません。

[ ーー ]
すごいですね！
基本的にはサッカー中心の生活だと思うのですがサッカーのこと以外に手帳に書いていあることがあるようでしたら教えていただけますでしょうか。

[ 柱谷 ]
最近はあまり書いていないけど‥‥（笑）
JAZZが好きなので、気になるCDの名前を書いて、タワーレコードとかに行ったときに探しています。
ちゃんと買い終わったチェックをつける（笑）。

娘の誕生日も書いてありますね。

[ ーー ]
娘さんのお誕生日はちゃんとお祝いをされているんですね。

[ 柱谷 ]
今は家族と離れて単身生活なのですがプレゼントはだいたい贈っていますね。
だれかに言われたんですけど、人にプレゼントをあげるというのは、「この人に何をあげようか」とか「どれにしようか」って考えたり悩んだり、その人のために悩んでいる時間がすごく大事なんですね。
「お金をあげるから何か好きなもの買いな」とか、「何がほしいの？」って聞いて、ほしいものを買ってくるのではなく、安いものでもいいから自分で「この子はどういうのが好きなのかな」
「こういうのをもらったら喜ぶかな」
と思ってあげるのがプレゼントだし、人から何かもらったときに「ああ、この人はぼくにこのプレゼントを渡すために　時間を使ってくれたんだな」って、そういうふうに思うためにも、やっぱり物をあげたほうがいいなって思って。

[ ーー ]
とってもすてきなお父さんですね。
この話の流れでお渡しするのはすごく緊張するのですが‥‥ 最後に私たちからのプレゼントとして 2008年の手帳を受け取っていただけますでしょうか。

[ 柱谷 ]
ぼくのために選んでくれてうれしいです（笑）。

[ ーー ]
恐れ入ります。
2008年もぜひほぼ日手帳を使ってください。
今日はどうもありがとうございました！

フリーの解説者のときと手帳の内容はすっかり変わっているようですが、監督業が充実していることが伝わってくるバインダー、ノート、手帳の三点セットでした。
３時間たっぷりと練習した後でお疲れの様子も見せずに心よくお話をしてくださった柱谷さんにあらためて御礼申し上げます。

栃木ＳＣのサポーターでもあるという読者のちょびあゆさん、柱谷さんがほぼ日手帳を使っていると教えてくださってどうもありがとうございました！

　＊　＊　＊

柱谷監督が所属する栃木サッカークラブさんより手帳クラブにメッセージをいただきました。

「栃木サッカークラブ（SC)は、2007シーズン開幕戦では、　１万２千人もの観客を集め、　シーズン平均４千人を超えるサポーターが　スタジアムに駆けつけました。
　これは２００７シーズン、JFLトップの数であり、　着実に栃木のサッカー熱が高まっている証拠です。
　Tochigiに感動を！！こどもたちに夢を！！
　Ｇｏ　ｔｏ　Ｊ　！！
　栃木サッカークラブをよろしくお願いします。」

柱谷幸一監督のもと、Ｊリーグを目指して戦っている栃木ＳＣの試合や練習スケジュールはこちらでご覧いただけますのでぜひ応援に行ってみてくださいね！