2008.04.10
福利厚生にもほぼ日手帳!?(1/4)

「はじめてのJAZZ。」「はじめての中沢新一。」など ほぼ日の大きなイベントの舞台美術を 担当してくださっている、 株式会社ジールアソシエイツさん。
空間デザインのプロ集団として 「明日の神話」が2006年に一般公開されたときの 汐留の展示会場やイベントで、あるいは 日本テレビの夏の恒例イベントの 「GO!SHIODOME ジャンボリー」など、 手掛けているので、 スケールの大きな空間を、 体験したかたもいらっしゃるかもしれませんね。
そんなジールアソシエイツさん、 会社の求人広告の福利厚生の欄に、 「毎年ほぼ日手帳を支給」と書かれているんだそうです。
これ、ちょっと冗談みたいに聞こえますがホントの話。

「人と人が集う場所の、ほとんどすべてのデザインを 構築するのが僕らの仕事」と熱く語る 社長の永門大輔さんと、弟でもある常務の永門優作さん、 そしてスタッフ有志のみなさんに、お話をうかがいました。

永門社長の手帳術。

[ ―― ]
福利厚生のラインナップに「ほぼ日手帳」と 書かれた会社は、おそらくはじめてではないかと 思います(笑)。
いつもイベントでお世話になっているお礼として、 永門さんにほぼ日手帳を進呈させていただいたのが 昨年の暮れでしたでしょうか。
それを使ってくださったのがまず最初、ですね。

[ 永門大輔 ]
そうですね。もともと僕は、 一時期、手帳オタクだったんですよ。
これまでに、いろんな手帳を試していて、 左がウィークリーで右にメモをとれるものばかり 探して使っていたこともあるし、 1日1ページ式の手帳も、他のメーカーのを 使ってみたことがあったんです。
でも、そのときの1日1ページの手帳が、 むちゃくちゃ使いにくかったんですよ。
なぜかというと、僕らの仕事には、 発注スケジュールというのがあるんですね。
たとえばひとつのイベントの仕事があると、 その現場の設営をする日から逆算して、 少なくとも1週間くらいは前倒しにして 制作にかからないと間に合わないわけです。

[ ―― ]
イベントの当日、現場に美術を入れるために 前もって作るということですね。

[ 永門大輔 ]
そうです。だからほんと言うと、僕らの業界には、 デイリーの手帳はあまり向いてないんですよ。
デイリーは、どうしても先の予定が見えにくくて、 いつのまにか発注スケジュールが過ぎてて 間に合わなかった、みたいなことが起こる。
それで、マンスリーかウィークリーの手帳のほうが いいなと思ってたんですね。
ただ、仕事の打ち合わせの席とかで、 人が使ってる手帳が気になって、 それなんですかって聞いたら、ほぼ日手帳だよ、 なんてこともあって、表面しか見てないけど、 なんかいいな、とは思ってたんです。
でも、デイリーは使いづらかったという印象が 強くて、ずっと手を出せないでいたんですよ。


そうしたら、昨年「ほぼ日手帳」をいただいて。
見ていたら、だんだんはまってきてですね。
ちょっと使ってみるか、って使い始めたんです。
そうしたら、お? 使いやすいじゃん、 みたいになり(笑)。
それからは、説明書やほぼ日の手帳のコンテンツ、 WEB上の情報とかも、めちゃ読みまくりました。
最初のころには、自分の書き方とかを シミュレーションしてみたりしたんです。
この部分はこう書こうとか、ここはこう書くとか、 いろいろ考えながらやってみたら、 だんだん整理ができてきた。
ほぼ日手帳にはマンスリーもあるじゃないですか。
マンスリーに現場の予定とかを書いて、 1日1ページには、その日にやるべきことを書く。
それと、僕は月が変わるときに、 まず、この1日1ページのTO DO リストの欄に、 その月の、決まってる現場の予定を書くんですね。
◯◯展とか、◯◯ショウとか、レセプションとか、 あと、社員の誕生日とかもですけど、とにかく その月のスケジュールの動かないものを あらかじめ書き込んでいくことにしたんです。
そうやってTO DOリストのスペースを使おうと 決めた瞬間から、むちゃくちゃ使いやすくなって、 こりゃあいいな、と。
希望者を募ってみたら。

[ 永門大輔 ]
うちの社員には、スケジュール帳を 持ってないやつもいたんですよ。
メモ帳に書いてたらしいんです、スケジュールを。
いったいどうやって スケジュール管理してるんだよ! って(苦笑)。
その話をしてたのが、ちょうどタイミングよく 年末だったので、これを配ろうかなと思って、 希望者を募ってみんですね。
そうしたら大半の社員が欲しいと 言ってきたんです。そんな流れで、 ほぼ日手帳を全員に配ることになったんですよ。

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