2008.04.14
「私も手帳には 式の日を 書けないでいます」

先日、このほぼ日手帳クラブで 「手帳を使うことはすごく楽しいのに、  手帳に書き込めない予定があります」
というメールをくださった 花嫁のお父さま、青龍さんのメールを 紹介させていただきました。

この気持ち、わかる!
わたしは娘の立場です!
というメールがたくさん届きました。
娘の思いと父の思い、 どちらもちょっとジーンとしてしまいます。
涙に気をつけて、どうぞご覧ください。


ほぼにちわ!
毎日ほぼ日手帳CLUBの更新を楽しみにしている 2年目ユーザー、28歳女子です。

さてさて、「書けない予定」拝読しました。
実は私、お嫁さんに今年行くほうなのです。
しかも、旦那さんになる人との連絡用に 青龍さんと同じヌメ皮ベージュ(4月始まり)を 先日買ったばかり。
何かの符丁かとおもいメールしてみました。

うちの父もだんなさんになる人ととても仲がよく (うちは私と妹の娘二人なので、  息子ができたようでうれしい、 と父は言っていましたが)
青龍さんのメールを読んで、 うちの父も口には出さないものの 寂しさを感じてるのかな、と思ったりしています。
父はほぼ日手帳ユーザーではありませんが、 父が使っていたら 青龍さんと同じようなことを思っていたのかな。

そういっている私も、手帳には籍を入れる日、 式の日など書けないでいます。
うれしいし、寂しいし、 複雑な思いがそうさせてるんでしょうね、きっと。

私たちはこの夏には籍を入れる予定なので、 それまでの時間、 ほぼ日手帳をお供に家族との暮らしを 満喫(?)するつもりです。

青龍さん、 全国のお嫁さんになる娘さんをお持ちの ほぼ日手帳ユーザーのお父さん、 娘さんとの楽しい時間を ほぼ日手帳にいっぱい書き留めてください!

長々とすみません。
どうしても誰かにこの気持ちを伝えたかったのです。
(little-l)


みなさん、ほぼにちは。

私は、11月○日13:30から 違うところで父に手を引かれ、 バージンロードを歩く予定です。

SPRING版の手帳が届いて、 最初に予定を書き込んだのはこの結婚式ですが、 「私は多分、父と歩きながら泣いてしまうだろう」
と思っています。
そんな折にここで「お父さんの気持ち」を 読んでしまって‥‥泣いてしまいました。

遅めの結婚なので 父が喜んでくれたことに安心していましたが、 青龍さんのように、やはり複雑な心境なのでしょうね。
娘としてもいつまでも子どもでいたい気持ちがありますが、 それだけにしっかり幸せにならなくちゃと思います。
青龍さんのお嬢さんの結婚式が良き一日になりますように。
(すず)


実は、昨日は結婚式を挙げてから ちょうど一年の記念日でした。

その、ちょうど一年前の桜舞う頃に 私の父が亡くなりました。
式には写真という形で来てもらいました。

どないかな〜。
おとーさん、よろこんでくれたかな〜?
それとも「娘をとられた!」って泣いたかな〜??

想像ばかりが募ります。

だから青龍さんのつぶやきが、 聞けなかったわが父の内心ようで嬉しくなりました。
「お父さん」は花嫁にとってトクベツな存在です。
どうか11月のお式まで、 長いけれど短い時間を楽しんでください。
(エイプリルフールの花嫁)

そして花嫁のお父さんである青龍さん、ご本人からも 再度メールをちょうだいしました。


ほぼ日の皆様こんにちわ 青龍です。

僕のつたないメールを 手帳クラブに転載頂き、 なんだかとっても こそばゆくも“すっきり”と晴れやかな気分でおります。

重ねまして、ありがとう。

僕は人見知りの口下手でおまけにビジュアルが強面です。
(まるで三重苦ですよ)

だから、誰と話をしても想いを伝えるのは至極下手です。
それは家族であっても同じことでして‥‥

あの日、正装して大緊張で挨拶に来てくれた将来の息子に 「こんな娘を嫁にもらってくれてありがとう」
と精一杯の笑顔で返して場をほぐしていた自分が居ました。

もっと言うべき事がある。それは解って居たんだけれど 何だか考えが纏まらなかったんですよ(今もですが)
だって本当は特に有難くも嬉しくも無いんだもの。

女房にはそれが”拍子抜け”だったみたいで、 その夜 「大事な一人娘を嫁に出すのに有難がってどうする!」
と散々駄目出しをされてしまいました。

彼女(達)は、共謀? して 段取り通りに事を進めているから良いけれど、 ひょいと壇上に担ぎ上げられて、 何か気の利いたことを居って場を〆ろと言われてもですねぇ 何かの無責任な役員会やら歓送迎会ならいざ知らず‥‥

とにもかくにも、 僕の想いは誰にも伝わって居ないという訳なんです。

読み手の迷惑も顧みず、メールを書いたんですよね。

そんな想いを、丁寧に優しく受け止めて頂いた事に 心底感謝しています。
(読んで貰えただけでスッと気持ちが楽に成りました)

でもまぁ決して二人を祝福してない訳では無いんですよ。

幸も不幸も共に抱えながら背負いながら、 ずっと一緒に歩んで欲しいと願ってます。

手帳には式の日にこっそり料理の写真でも撮って 味の感想でも書いておきます。
みつかったら4つ年上の女房に又叱られる事でしょう。

でも、ささやかな抵抗を試みます。
(何に対してだか自分でもまた意味不明なんですが)

ほ〜んと馬鹿ですよね〜。
(青龍)

娘と父親の関係というのは なんというのでしょうか。
とっても近くにいて、 お互いを思っているのに、 なかなか口に出せないものなのですね、きっと。
ittle-lさん、すずさん、エイプリルフールの花嫁さん ご結婚おめでとうございます。
そして娘としての気持ちがとっても伝わってくる メールをいただき、どうもありがとうございました。
青龍さん、11月のお式まで お嬢様とのなんでもない日が すてきな時間の積み重ねとなりますように。

さて、「手帳に書き込めないこと」は 結婚式の予定以外にもあるようです。
次回、4月17日(木)の手帳クラブでは そんなお話をご紹介する予定です。

手帳に書いていること、書いていないこと、 手帳にまつわるちょっとした話、 もちろん手帳の使い方についての投稿も大歓迎です。
なんでもない日の話、 ぜひtecho@1101.comまでお寄せください。
どうぞよろしくお願いします!


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