ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

令和ゆるゆる

私がプロ・マジシャンになったのは、
昭和52年頃のことでしょうか。

ついこの間のように思えてしまう昭和。
続く平成もあたふたと過ぎ、
知らないうちに
令和の時代を迎えてしまったような。

最近、手荒れがひどい。
ヒビ、アカギレみたいなものが、手指に。
なんだか昭和のまんま。

令和の時代になり、思い出すのは
我が師匠のこと。

昭和に生まれ、テレビの大スターになった師匠。
昭和の後半に、あっさりと旅立った師匠。

あの頃は、昭和の幸福、
みたいなものがあったような。

師匠は、そんな昭和の幸福を私たちに見せつけ、
「お前たちも、その手につかめ」
そう熱く語っていたように思われてなりません。

豪華、豪遊、豪勢。
そんな昭和の幸福をつかみ取ろうと、
もがいた日々。

私も、師匠とともに昭和世代。
しかし、なぜか師匠を反面教師に、
普通が一番という幸福追求。

昭和の時代、
テレビに出る+有名+仕事が増える
=幸福な人生。
そんな公式があったような。

とにかく上を目指す。
まずは上へ、上へと。

平成の時代、永久に上へ上へと
上がり続けるわけにはいかないなぁとしみじみ。

令和の時代が始まったようです。
さて、自分サイズの幸福を見つけに、
ゆるゆると
自分の歩幅で歩き出すとしましょうか。




明るく軽く親切なのに。
 ほんの少し悲しみの味がするのだ。
 マジックというのが、もともとそういう
 素性のものなのだろうか。ー
        糸井重里(帯コピーより)

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