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で、
スーパーショートケーキです。
こんなに早く実現させていただけるとは
本人もビックリしてます。
(それはさておき‥‥“させていただく”って言葉、
やたら聞きますよね。
でも、何ていうかな〜、アリバイ敬語っぽくて
慇懃無礼に感じるの、私だけでしょうか。
スミマセン、言いたいこと言って♪)
質素堅実を旨とする商人の家で育った身には、
ケーキ、1ピース¥1500也りというのは、
衝撃というか、越すに越されぬ壁というか、
すんごい勇気以上の蛮勇だったわけです。
が、果たしました。
約束なので。って押し付けがましいですね‥‥‥‥
食べてみたかっただけです。
しかも、隣に“スーパーチーズケーキ”まで並んでました。
こちらは1個、¥1000でした。
この際‥‥! とひと思いに、買ってしまいました‥‥。
(こういう“ひと思い”って使い方、しませんかね)
で、結論ですが──
「自らスーパーと名乗るものに、○○なものはない‥‥』
という教訓を菓子に教えられるとは‥‥‥‥★
いや、おいしかったんです。
でも、ココでは正直に話します。
タイアップも無いですし、
スポンサーNGも無いので。
おいしいのは正においしくて、
高級なのも多分この上なく。
でも、港育ちの私には(あんまりセレブとか
ワンランク上とかに親しみないので)
一緒に並んでた普通のショートケーキの方が
馴染みやすくて、おいしかったです。
だって‥‥スーパー肉まんや、スーパー羊羹、
スーパー焼き芋(これはあるのかナ?)に、
1500円出せませんよね〜?
やはり‥‥‥‥何も語らずスーパーを感じさせるのが、
スーパーの真髄と私は感じてしまいます。
多分ね、3萬円のケーキもアイスも
出来るんだと思うんです。
らっきょや玉葱の皮を剥いてくみたいに、
剥いても剥いても尽きないように
高くておいしいものを求めるのも一つ‥‥ですよね。
ただ‥‥誰と、どんな話をゆるゆるしながら
食べたかでしかないと思ってしまう昨今です。
ごめんなさい、スーパーショートケーキ!
こんなふうに書くと‥‥逆に食べてみたくならない?
わたなべ まり |
マンガ=紫野美穂
2006-02-10-FRI |
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