もうすぐ冬ですね。
もう、冬‥‥ですか。
立冬も過ぎましたし。
でも、冬と晩秋の境目ってどこなのでしょうね。
黄色い街路樹の葉が舞い始めるとか、
マフラーを巻いた日とか、
ストーブを出した週末とか、
息が白くなった朝とか。
おしるこを作ろうと小豆を炊く湯気も、
甘酒のふんわり匂う台所も、
冬ですよね。
雪の降るところでは、
はじめて舞い落ちてきた雪を見上げたら、
冬の始まりなのでしょうか。
寒くてかじかむし、全身に力が入って肩凝るし、
耳も鼻も赤くなって、みっともないけど‥‥‥‥
冬って、いいですよね。
ポケットの中が恋しくなったり、
湯気がおいしそうに見えたりするからでしょうか。
冬しか無い菓子って、何かな〜と考えて、
(よっぽどヒマですね、私も。)
“クリスマスケーキ”と“あんまん”じゃないかな? と
思いました。
クリスマスケーキは予約も受付けてますけど、
早い気もするので置いといて。
あんまんですが、親しいですか?
どっちかというと、肉まんを買ってしまう習慣って
無いですか?
10代の頃は、魚より肉料理を選んだり、
ハンバーグやオムライスは大好きだけど、
夕食に煮魚とか出たら凄くテンション下がったり、
ラーメンは語れるけど、蕎麦はどこがいいのか
今ひとつ解らなかったり、
夏の昼ごはんに素麺が出て喜んでる祖父母を
口には出さないけど不思議に思ったりしました。
が‥‥‥‥気づくと、洋食より和食を選び、
紫蘇が苦手だったのに、ゆかりを好んでる自分を
見つけて齢を感じたりする昨今、相変わらず
頑なに選ばないジャンルに“あんまん”があるような
気もします。
習慣だけなのかもしれませんけれど。
親しんでいない分、
“あんまん”王者が、どれなのか明るくないのですが、
私が生まれる前年に他界した母方の祖父が
「維新號」(いしんごう)の肉まんとあんまんが
好きで、よく手みやげに買って帰ってたそうです。
手術好きな医者だったそうですが、
甘党とか動物好きといった性質も、会って真似た
わけじゃないのに似通うものなんですね。
手みやげ、って懐かしいですね。
昔は、よく勤め帰りに父親が買ってきてくれてた
風景、ありましたよね。
茶棚の中のおやつ並みに。
そういえば先日、ふとコンビニのレジで、
あんまんを買いました。
おいしかったです‥‥。
ふわ〜〜っと独特の香りが広がって、
熱い餡にほくほくしながら冬を実感しました。
コンビニ巡って、あんまん食べ比べっていうのも
楽しいでしょうね。
やっぱり、よっぽどヒマで平和ですね、私も。
良い初冬を。
わたなべ まり
追伸:近くのスーパーで、パンダまんを見つけて
つい買いました。
6個で¥398は安くないですか!?
わたなべ まり
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