ひなまつりは終わったのですが‥‥
あまりに可愛い雛菓子をいただいたので、
ただ食べてしまうのが忍びなく、
ちらっと載せますね。
着物やお菓子は季節感あってこそ、という情緒も
踏みしだき、後手後手に回ってる最近ですが、
どうかご容赦を。
それ以前に‥‥
前回、お詫びしながら書いたのど飴の時に
「バレンタインに“くず湯”など載せていた云々〜」
としてました。
なんとな〜く違和感を感じて(我ながら‥‥)
ちらっと振り返ったら、バレンタイン時に
“たまでん羊羹”は、ど〜んと載ってましたが、
“くず湯”など影形もなく‥‥。
書いた気になってました。
本当に、まずいですね、わたしは。
京都のくず湯を、大好きな野村真季アナに
おみやげでいただいて、ほんのり優しい甘さに
「これは書こう!」と感激したまま、
風邪っ引きになったり、
確定申告に突入したりしたのでした。
二条若狭屋の『不老泉』は、三種類の“くず湯”で、
普通の葛粉を溶いて甘くしたもの、
少し餡が入ってる薄いおしるこみたいなもの、
薄い抹茶味のものが
かるたより小さめの可愛らしい箱に入ってます。
それぞれ松の絵柄、桜の絵柄、兎の絵柄の紙箱で
薄紙で包んであります。
善哉と抹茶のくず湯は、お湯を注ぐと小さい鳩のような
あられが浮いてきます。
春先の寒さは風邪を誘いがちですから、
優しいくず湯などで、
ひと息つきながら手を休める時間も良いかな、と。
雛菓子も真季ちゃんと
真季ちゃんのご両親にいただきました。
(いただきもので保ってる場所という気も
してくる昨今です‥‥この場を借りて、感謝。)
ひな祭りといえば、
白酒に、見つからない程度に台所の料理酒を混ぜて
日本酒っぽくしつつ飲んだ子供の頃を思い出します。
もっと小さい頃は、雛飾りの中の左近の橘を
やにわにかじって取り上げられたそうです。
橙色の実がたくさんついていて、
唯一、食べられそうだと思ったんでしょうか。
子供のすることはわかりませんね。
今年も、
女の子がみんな、健やかで美しい時を過ごされますよう、
遅ればせながら祈りつつ、
次回は季節感に合ったものを載せますね‥‥。
わたなべ まり
2008-03-09-SUN