![](IMAGES/20111220/PC137232.jpg)
クリスマスなので、
あったかい雰囲気のキレイな菓子を
探してみてたのですけれど。
誤解を恐れずに言うと、
いつもの年のように、普通にクリスマス菓子を書こう〜♪
という気持ちになれなかったのです。
デパートやスーパーやケーキ屋さんの
キラキラした菓子の間を歩きながら。
でもね、
自粛しなきゃとか、人目を憚ってとか、
気が沈みがちでとか
そんなんじゃないんです。
うまく説明できないのですけど、
すごく大切な人や、すごく大好きな物を
失ってしまった年の暮れ‥‥
クリスマスの日は、
きっといろんなことを思い出してしまうと思うから。
身近な例でいうと、わたしも大好きな祖母と伯母を
今年、亡くしました。
いつもはこんなふうに書かないので、
今回も気にしないでさらっと
読み流してくださいね。
亡くした痛みは去らなくて、
心なのか頭なのか、体内のどこかの場所で
少しづつ少しづつ小さく固まっていって。
でも、消え去ることはなくて。
多分、牡蠣が異物の真珠を体内で育てるって、
こんな具合かなぁ‥‥と想像したりします。
いつか、この痛みや悲しみも、
そんなふうに綺麗な真珠になって、
誰かに優しくできる秘薬になってくれればいいなぁ‥‥
なんて考えてます。
![](IMAGES/20111220/SDIM0056.jpg)
悲しさや辛さは、
人と比べて減るような相対的なものじゃないですけれど、
どこかでおんなじ思いを抱いている人が
いると知るだけで、
“ひとりじゃないのかも‥‥”と、
少しだけ気持ちが温かくなる面もあるから、
長くなりましたけど、書いてみました。
![](IMAGES/20111220/SDIM0050.jpg)
身体の奥底の悲しさや淋しさは
クリスマスのあったかい雰囲気の中、
一層、きわだってやり切れないかもしれませんが、
どうかそんな時こそ、失ってしまった大切な方のためにも
ご自分の体や気持ちをいたわってあげてくださいね。
![](IMAGES/20111220/PC137231.jpg)
せわしくなってきた年の暮れ、
羽田空港に仕事で行ったら、
アトムのクッキーをみつけました。
アトムは、今の日本をどんなふうに見てるんでしょうね。
昭和のドラマや映画では、
身を粉に働いた祖父世代が登場しますが、
先達がそんなふうに頑張って築き上げ、
経済的な豊かさや、アトムに託すような未来が
ふくらんだ時代。
続く2000年代、
もしも精神的に豊かな時をつくれなかったら、
悔しくて、申し訳ないですよね。
先代にも次世代にも。自分たちにも。
![](IMAGES/20111220/PC137234.jpg)
アトムのほかにブラックジャックの
クッキーもありました。
あと、元素記号が表記されてる保存用パンの缶も。
空き缶になっても、
机に飾っておこうかなと思っています。
等身大の自分たちを労りつつ、励ましつつ、
口はばったいですが、
夢のある未来につなぐことができたらいいですね。
あ、重ねて言うと、
クリスマスはクリスマスで、
それぞれのスタイルでパァ〜っとやるのには、
すごく賛成です。
(って、私が賛成しようか反対しようが
誰かのプラスにもマイナスにもならないよなぁ‥‥
と思うものの、否定的と受け止められるのは違うので
一応、書いてみました。)
今年のクリスマスは普通に書く気が‥‥とか言いながら、
わたし自身、スーパーで見つけた
スヌーピー顔の長靴に入ったキャンディを
思わず買ってしまいました。
![](IMAGES/20111220/PC137235.jpg)
ただ、頭の上が丸くないと
スヌーピーに見えにくいのが
難点かも‥‥。
![](IMAGES/20111220/SDIM0030.jpg)
![](IMAGES/20111220/SDIM0043.jpg)
あと、もの心ついた時にはもうあった
IZUMIYAクッキーのクリスマスバージョンも見つけたので、
メリークリスマスをこめて。
しかも、一番IZUMIYAらしい輪っかのクッキーの
ものすごく大きいバージョンが別売りでありました!
そう言われれば、クリスマスリースですよね。
![](IMAGES/20111220/SDIM0036.jpg)
どうか、あたたかいクリスマスを。
わたなべ まり |